【書評/体験】『奉納百景』を読んで穴守稲荷に行ってきた!

※これはPR記事です

 

 

こんにちは。

Proof Readerライターの坪内悟です。

 

錆びたハサミ、釘を打った男根、そして女性の髪の毛・・・

 

 

神社やお寺を巡っていると、「なんでこれを?」「なんでこんな願いを?」と思うような不思議な奉納物や、不可解な絵馬に遭遇したことありませんか?

 

 

 

 

そんな奉納物を集めたのがこの本、

『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』
小嶋 独観:著   (駒草出版刊)

 

どうやら、なぜそれが奉納物になっているかにはいろいろ理由があるようで・・・

 

 

 

たとえば

「錆びたハサミ」
「針金でぐるぐる巻きにされたハサミ」

なんかは、

“切れない”というところから[縁結び]祈願なんだそう。(福島県:橋場のばんば)

 

 

他にも、

・「女性の髪の毛」は、[病気平癒]

・「花嫁人形」は、[幼年で亡くなった息子へ]

・「御神木に打ち付けた鎌」は、[子宝祈願]

・「朱塗りの猿」は、[安産祈願]

・「ハシゴ」は、[おねしょ封じ]

・「紙で作ったスマホ」は、[祖霊送り]

・・・なんて願いが込められているそうですけど・・・

 

呪いっぽくて、なんだかちょっと怖い・・・!

 

 

 

 

というわけで、本当に恐ろしいところなのか?を確かめに、
『奉納百景』に掲載されているスポットに実際に行ってきました!

 

向かったのは、羽田空港に近い

『穴守稲荷神社』

 

 

 

『奉納百景』によれば、ここの奉納物は

激動の歴史など感じさせない静かな佇まいの境内だが、奥の宮の社の内部に見てギョッとした。そこには数えきれないほどのミニ鳥居がうず高く積み上げられていたのだ。

(『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』P190より)

・・・ということらしいですね。

 

 

 

 

さて、2019年8月某日。
降り立ったのは、京急電鉄「穴守稲荷駅」

※ライター坪内撮影

ネットによれば、この駅は駅名がコロコロ変わっているみたい。

開業当時の「穴守駅」が→「羽田駅」→「稲荷橋駅」(現在の羽田空港の場所に戦前まで旧穴守稲荷があり、その参道の橋があったため)→「穴守稲荷駅」(戦後、穴守稲荷神社がここに移転してきたため)と変わっているとのこと。

でも実はもう1つ、駅名があるんですよ。
2013(平成25)年から京急電鉄は副駅名称広告を販売していて、この穴守稲荷駅には「ヤマトグループ羽田クロノゲート前」という“副駅名”がつけられたんですって。

※ライター坪内撮影

 

 

さすが“お稲荷さんの街”とだけあって、改札を出るとさっそく、キツネ様のキャラ「コンちゃん」の石像もあります。

こりゃ、期待が高まりますね!

 

 

駅を降りたら突き当りを左に。

※ライター坪内撮影

 

羽田空港が近いっていうのに、街はほんとにのんびりしていて、下町風情が漂います。

 

ローソンから郵便局に向かう途中にある角を右に曲がると、参道らしき道に。

 

 

 

駅から徒歩約3分で、着きました!

※ライター坪内撮影

 

境内に入ってみると・・・

 

 

 

 

 

 

ヒィィィィッ!

 

 

 

大勢のキツネがこちらを見つめます。

※ライター坪内撮影

ちょっとビビりますよね・・・

※ライター坪内撮影

 

※ライター坪内撮影

上の写真の「狐塚」の他にも、この穴守稲荷神社にはホントにいたるところにキツネ、キツネ、キツネ・・・

ものっすごいたくさんのおキツネ様がいらっしゃって、圧倒されます。

 

 

 

 

 

おキツネ様たちにきちんとご挨拶してから、お目当てのものを探しに。

※ライター坪内撮影

狐塚の裏手に回ると、すぐ左にあるのが「神楽殿」
豆まきの節分と初午、そして例大祭の年3回開放され、神様に舞を奉納する場所です。例大祭では「狐舞」が行われるそう。

 

 

あれ・・・?

 

 

ちょっと奇妙なところに気づきませんでしたか?

 

 

 

 

・・・そーっと近づいてみましょう。

 

 

 

 

 

 

※ライター坪内撮影

ほら、縁の下に・・・・!

 

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

 

 

大量のミニ鳥居が・・・!
『奉納百景』のとおりだ!

※ライター坪内撮影

 

生で見ると、かなり鳥肌立ちますよね・・・

 

 

後日ネットで調べてみると、このミニ鳥居は、近所で売られている神棚用のものみたい。
稲荷様を祭る家では神棚の前に小さな鳥居を置くそうで、
願いが叶ったり古くなったりしたら、その系列の神社に奉納するんだそうです。

 

『奉納百景』には

その土地に根付いた稲荷の社を人間の勝手で移したりないがしろにすると、たちどころに災厄がふりかかる(祟る)――― 。そんな伝承は、「江戸に多いもの、伊勢屋稲荷に犬の糞」と歌われた江戸の市中ではよく語られていたことである。

<中略>

ここでは信仰が今も生きている。

(『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』P190より)

とあります。なるほどなるほど。

 

 

 

私もちょっとビビってしまいましたが、この穴守稲荷はそんな怖いとこじゃないんですよ♪

※ライター坪内撮影

 

 

 

神楽殿をもう一度見てみると、
上の方に寄付者奉名板(支援者の名前を記した看板)があって・・・

 

 

 

※ライター坪内撮影

往年のスター「宝田明」さんや「清川虹子」さん、そして(何代目かはわかりませんけど)「坂東八十助」さんや「柳家小さん」師匠の名前も!

 

そう、ここは芸能商売繁盛の神様としても有名なんですって。

 

『奉納百景』には

「穴守」とは、大津波による堤防の決壊を防ぐ守護神(堤防に穴が開かないよう守護する)を意味する神号だったのだ。
やがて遊興地として発展すると、当社は花街の女性たちの「穴守り」としても信仰された。さらに現代では、競輪競馬の大穴を狙う者たちも詣でるようになったという。

(『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』P190より)

・・・ともあります。

まぁ、芸能でも商売でも、大穴を1発どーんと当てたいですもんね。

 

 

 

 

 

ん?・・・でも、たしか『奉納百景』には、
無数のミニ鳥居は「奥の宮の内部」にあるって書いてあったはずなんですけど・・・?

 

 

そう、実は穴守稲荷神社は現在境内整備工事中
(2020(令和2)年3月竣工予定)

タイミング悪かったなぁ・・・(泣)

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

「本殿」もこんな感じ。

 

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

 

これも観たかった、たくさんの“鳥居のトンネル”も束ねられちゃって・・・

 

 

 

※ライター坪内撮影

覆われた白いカバーから、キツネさんも顔を出します。
(あれがこの神社で有名な「狛犬」ならぬ「狛狐」なのかしら・・・?)

 

 

 

 

ということで、奥之宮は仮殿にてご参拝。

※ライター坪内撮影

 

 

ガラス戸を開いて中に入ると・・・

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

中には、様々なご利益をもった、お稲荷様がならんでいます。

 

※ライター坪内撮影

 

 

足元を見ると、網のついた箱が。

 

開けてみると・・・

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

 

砂だ!!!

 

 

 

穴守稲荷の公式サイトに、この砂の秘密が書かれていました。

むかしむかし、羽田浦の要島に一人のおじいさんが住んでいた。要島は干拓でできた島なので、堤防で固められていた。しかし、津波が襲い堤防が破られることがしばしばあったので、祠(ほこら)を構えて稲荷大神をお迎すると、風や波の害がやんだため、ここを『穴守稲荷』と呼ぶようになった。

あるとき、おじいさんが漁から帰ってカゴを覗くものの釣れた魚はなく、入っているのは湿った砂だけ。次の日も、また次の日も大漁だったはずが、同じようにカゴの中には魚はなく、湿った砂ばかり。これを怪しく思ったおじいさんは、村の衆にそのことを話してみた。すると村の衆は「そりゃ狐のしわざだ!」と、穴守稲荷の社を囲み、狐を捕まえてこらしめようとしたのだが・・・おじいさんはその狐を許して逃がしてやったのだった。

※ライター坪内撮影

するとその後、おじいさんが漁に出るたびに大量になり、カゴにはたくさんの魚と、ちょっとの湿った砂が入っていた。この砂を庭にまいたところ、たちまち客が押し寄せ、おじいさんは大金持ちになった。それゆえ、おじいさんにあやかって、この砂で福を招く「徳」を得ようと、穴守の砂を求める人があちこちから訪ねてくるようになったという。

(※穴守稲荷公式サイトの説明をライター坪内が現代語訳しました)

 

この砂は『招福砂』と呼ばれ、持ち帰って家にまくと、願いが叶うそうですぞ。

 

<お砂のまき方>
●商・工・農・漁業・家内安全の招福には玄関入り口に

●病気平癒の場合は床の下に

●災・厄・禍除降の場合は其の方向へ

●新築・増改築には敷地の中心へ

~其の他特殊な場合には神社にお尋ね下さい穴守稲荷公式サイトより引用)

 

 

 

※ライター坪内撮影

 

奥之宮には上のような備え付けの封筒もありますが、
「そんな魔法の砂なら撒くだけじゃなく、いつも自分で身につけていたい!」なんて人のために、お守りにもなっています。

 

※ライター坪内撮影

 

色ごとにご利益が違うらしく、著者は「心願成就」の赤をゲット♪
(ちなみに青は「厄除け開運」。白は「身体健全」、黄色は「金運招福」、緑は「学業成就」)

 

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

場所がら、「旅行安全守」もありました!
空・陸・海ってどこ行ってもOKですねw

 

 

 

さて、実は私、『奉納百景』を読む前からこの穴守稲荷神社にずっと来たいと思ってまして・・・それはこれが欲しかったからなんです。

※ライター坪内撮影

御朱印帳!

前から御朱印集めを始めようと思っていたんですが、やっぱりそれにはお気に入りのデザインの御朱印帳がいいですよね。

ネットで見かけたこの穴守稲荷神社の御朱印帳がずーーーーっと欲しくて♪
というわけで、ありがたくゲット!

荷物を運ぶおキツネ様たち、かわいくないですか??

 

 

※ライター坪内撮影

 

 

ちなみにこちらはスペシャルバージョン。

神社に奉賛するといただけるそうで、一般頒布の予定はないそうです。

 

 

参拝も無事終了。
穴守稲荷神社には境内整備の工事が終わってから、また来てみたいです。

 

 

 

 

 

 

そういえば『奉納百景』では、旧羽田空港ターミナルにあった「巨大鳥居」にもちょっとふれていました。作者の神社仏閣ライターの小嶋 独観こじま どっかん)さんの世代では、オカルト話として有名だったそうなので、ちょっとネットで調べてみると・・・

<羽田の大鳥居の祟り>
戦後すぐ、GHQが軍用地拡張のために羽田を接収し、撤去を余儀なくされた旧穴森稲荷と大鳥居。
でもその作業の際、大鳥居から米兵たちが落下して死んだり、鳥居にかけたロープが切れて作業員が怪我をしたんですって。また、原因不明の病人までも続出して、「これは穴守様の祟りだ!!」と工事は中止に。
こうして、大鳥居だけが旧空港ターミナルビル前の駐車場に鎮座する形となったんだそう。さらに1982(昭和57)年、空港拡張計画が持ち上がって再びこの赤鳥居の撤去が決定すると、航空事故が頻発。結果、鳥居をそのまま残した状態で拡張工事は進められていったといいます。
・・・信じるか信じないかはあなた次第。
穴守稲荷神社  ※ライター坪内撮影

この都市伝説がホントかどうかはわかりませんが、穴守稲荷神社から徒歩8分ほどとのことなので、行ってみましょう。

 

では穴守稲荷神社を東側に出て、南下。

大きな道路に突き当ったら左へ。
(「カサブランカ」という古いスナックがある交差点です)

 

 

「弁天橋交差点」まで来ると・・・・

 

 

 

見えました!
(画像、ちょっと右めの橋の向こうです)

 

※ライター坪内撮影

 

 

 

橋の袂から見ると、こんな感じです。

海辺にポツンと鳥居だけが建っています。

 

 

 

 

 

 

橋を渡り切って、近づいてみると・・・

 

 

※ライター坪内撮影

 

どーーーーーんっ!

 

やっぱりデカいです。

 

1999(平成11)年に空港拡張工事が持ち上がった際には、元住民などから「大鳥居は残してくれ」と声が上がり、「撤去」ではなく「移転」に。

こうしてようやく現在の場所になったんだそう。(この時は特に怖いことは何も起こらなかったと言われています)

 

そして現在では、そんな“祟りの場所”というよりむしろ、パワースポット的な扱いになっているみたいですね。

 

※ライター坪内撮影

 

実はここ、全長50キロにも及ぶ『多摩川サイクリングロード』の起点(または終点:羽田⇔羽木間)になっていることもあり、ロードレーサーが結構集まっていました。

 

 

 

※ライター坪内撮影

青空のもとにそびえたつ真っ赤な大鳥居と、そこに掲げられた『平和』の文字。

パワーを感じて、明るい未来を描きたいものですね。

 

 

 

 

さて、話は戻りますが、

ウェブサイト「珍寺大道場」道場主で、神社仏閣ライターの小嶋 独観こじま どっかん)さんが、そんな不思議な奉納物を長年にわたって収集・調査したこの本

『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』
小嶋 独観:著   (駒草出版刊)

によれば、古より日本人は

モノ(呪物)に秘められた象徴性や神秘性を介すことで、人間の重い計らいを超えた神の領域とアクセスを図ろうとしてきた

(『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』まえがきより)

といいます。

今回参拝した穴守稲荷神社を始め、その地方独特の信仰観には本当に驚きますよね。

しかしこの本を読むとそれだけでなく、日本における“信仰の多様性”も感じられ日本文化の奥深さを知ることもできると思います。

 

 

 

あなたもぜひ、この本に載った神社仏閣に、実際に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

<書籍データ>

ジャンル:サブカルチャ―

タイトル:『奉納百景 神様にどうしても伝えたい願い』
著者:小嶋 独観

出版:駒草出版
刊行年月:2018年11月
価格:1,650円(税込)
頁数:232ページ

 

詳しくはこちら(駒草出版)

 

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この記事を書いた人

坪内著者坪内 悟   Satoru TSUBOUCHI

ライター。俳優や放送作家、ラジオパーソナリティ(かわさきFM『平成POPオヤジーズ』放送中)としても活動。

白

 

 

 

※この取材は、2019年8月に行ったものです。みなさんが行く頃には、境内の整備工事も終わっているかもしれません。

頼れる人

テキストもダミー

食品添加物イメージ

うま味調味料

もちろん「味の素株式会社」の持つ商標(※2020年3月現在)。「味の素株式会社」にはこのほかにも、「ほんだし」や「スリムアップシュガー」など、すっかり浸透して一般名称と勘違いしそうな商標がたくさんあります。詳しくはこちら

マンションのキッチン

短期賃貸マンション

「株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント」が商標を所有(※2020年3月現在)。もともとは「♪ツっカサ~のウィ~クリィ~マンっションっ!」で一世を風靡した「ウィークリーマンションツカサ」が、短期賃貸マンション事業を米投資会社「リーマン・ブラザーズ」に売却したことで生まれた会社だそうです。

ポータブルカセットプレーヤー

携帯音楽プレーヤー

『ウォークマン・WALKMAN』は、「ソニ-株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)
しかし、オーストラリアにおいては、2002年に最高裁判所によって「『ウォークマン』はすでに “ポータブルオーディオプレイヤーの一般名称” になっていて、ソニーは商標権を失っている」という判決が下されてしまい、ソニーは「ウォークマン」の商標を独占使用できなくなっているんですって。

トイレ

温水洗浄便座

『ウォシュレット』の名称は、「TOTO」の登録商標(※2020年3月現在)

エアロバイク

自転車型トレーニング器具

『エアロバイク』は、「株式会社 コナミスポーツライフ」の商標(※2020年3月現在)。もともと開発したのはこれを開発したのはベビー用品で有名な「コンビ株式会社」でしたが、その後コナミに商標が渡されました。

エレクトーン 鍵盤

電子オルガン

『エレクトーン』は「ヤマハ株式会社」の商品名であるため、商標も当然ヤマハが所有(※2020年3月現在)。カワイの直営店に行って「エレクトーンを見せて下さい!」とか言うと、たぶん怒られます(カワイの電子オルガンは『ドリマトーン』)

高速道路のオービス・東京

速度違反取り締まり装置

オービス(ORBIS)』は『ボーイング社』が開発したもので、日本では『東京航空計器』という会社が商標登録しています(※2020年3月現在)。もともとはラテン語で「眼」を意味する言葉から名付けられたそうです。

オセロ

オセロ風ゲーム、リバーシ

「株式会社メガハウス」が、『オセロ・Othello』の専用使用権を所有(※2020年3月現在)。「メガハウス」はバンダイグループの会社ですね。

ワイシャツ

ワイシャツ

もともとは1918年(大正7年)に「美津濃株式会社」(現:ミズノ)が、ちょうど第一次世界大戦で「勝った」ことにひっかけて、『カッターシャツ』との商品名にしたんだそう。ネットを調べると、「もと商標」とあるので、現在は一般化しているものと思われます。詳しくはミズノの社史サイト(1918年の欄)をご覧ください。

三角コーン(PSDは切抜き)

コーン標識、パイロン

『カラーコーン』は、「セフテック株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)。これをたくさん送られる漫画家さんもいますよね。

領収書とボールペン01

ノーカーボン紙

「富士フイルム株式会社」が所有(※2020年3月現在)

7色のクーピー #3

オイルパステル

『クレパス』は、「株式会社サクラクレパス」が商標を所有(※2020年3月現在)
公式サイトにもしっかり書いてありますね。

ツナ缶

ツナ缶

『シーチキン』は、「はごろもフ-ズ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

マッターホルン

ジェットバス、気泡風呂

『ジャグジー』は、これを開発したアメリカの企業「Jacuzzi」社の登録商標(※2020年3月現在)

川の中の修行僧16

中国武術、少林武術

『少林寺拳法』は、「一般社団法人 SHORINJI KEMPO UNITY」が所有(※2020年3月現在)

セロハンテープ

セロハンテープ

「ニチバン株式会社」が商標を所有(※2020年3月現在)。出願時には「単なる『セロハン製テープ』の略称ではないか?」と判断されてしまって審査もされず、7年半もの時間を経てやっと取得できた商標なんだそう。

荷物を渡す配達員の男性4

宅配便

『宅急便』は、クロネコヤマトの「ヤマトホールディングス株式会社」が所有(※2020年3月)。映画『魔女の宅急便』のスポンサーにもなりましたよね。

旅

弾丸旅行

『弾丸ツアー』は、旅行会社「株式会社JTB」が所有(※2020年3月現在)

トランポリン

跳躍器具

創始者ジョージ・ニッセンの会社と提携関係にあった「セノー株式会社」が、1960年に商標を登録し、所有(※2020年3月現在)

鍵盤ハーモニカPSD背景透過パス付き

鍵盤ハーモニカ

『ピアニカ』は、製造・販売元の「東海楽器製造株式会社」および「ヤマハ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

カメラ51

インスタントカメラ・写真

2020年3月現在、「PLR IP Holdings, LLC」が商標を所有。

マジック2

フェルトペン

『マジックインキ』の商標権は、「株式会社 内田洋行」が所有(※2020年3月現在)

ufoキャッチャー

クレーンゲーム機

 『UFOキャッチャーは、1985年に製造・販売を開始した「株式会社セガゲームス」の登録商標(※2020年3月現在)

ルービックキューブ(切り抜きパス付・PSD背景透過)

六面立体パズル

ハンガリー生まれのこのパズルは、1980年夏頃に「株式会社ツクダオリジナル」から日本発売。その販売に先立ち、1980年4月に商標出願、1983年11月に登録され、その後、「株式会社メガハウス」に移転されました(※2020年3月現在)

 

 

ボビナム・男性と女性16

てすと

テスト

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①フシン

「不審」……疑わしいなと思うこと
⇒『審』の一文字で、「詳しく調べて明らかにする」の意味なので。
正体がわからず怪しいのは、「不審者」ですものね。

「不信」……誠実でないので、信用しないこと
⇒信じないから、「内閣不信任案」を出すんですもんね。

 

②タンタン

「淡々」……あっさり

「坦々」……何事もない 平ら 平凡

※ちなみに、「担々麺」は、道具をぶら下げた天秤棒を “担” いで売り歩いた麺なので、『担』を使います。

 

③タイケイ

「大系」……同じテーマや傾向の著書や文献をまとめて編集した書物のあつまり

「体系」……それぞれ個々の要素が、一定の規則や原理に基づいてまとめられている理論や組織

 

現状、新聞などでは「体型」と「体形」は、ほぼ区別はなく、「体形」に統一しているそう。
あえて区別するなら……

「体型」……体の形のタイプ(類型として比較するときに使う)
⇒「やせ型」とか「肥満型」とか。

「体形」……生物のカラダのカタチ

 

 

④レンケイ

「連携」……同じ目的を持つ同士がつながって、協力し合いながら物事を行うこと。

「連係」……いくつかの物事がつながって、お互いに密接な関係をもつこと。(協力するニュアンスは、特にありません)
 ⇒ 「提携」などで使うように、『携』は「手を携えること」。
   「関係」などで使うように、『係』は「つながること」と覚えるといいかも。

 

⑤ヘンザイ

「偏在」……かたよって、あるところにだけ多くあること。

「遍在」……どこにでもあること。
⇒読みも同じだし、漢字も似ていますが、意味はほぼ正反対なので、気を付けましょう。

 

岡崎社長

「体型」と「体形」は、ちょっと難しいかもしれませんね

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イドウ

「異動」……地位や職務が変わること。
⇒ちなみに、勤務地が変わる時や、住民票が変わる時も「異動」を使います。

「移動」……物が物理的に動いて、位置が変わること。

 

②イシ

「遺志」……亡くなった人が生きていた頃に持っていたこころざし。

「意志」……その物事の実行を決意する積極的(前向き)な気持ち。

「意思」……自分の考えや思い。

 

③コウセイ

「校正」……印刷物の文章や文字などの、間違い・不具合を指摘すること。

「更正」……(税金や登記を)改めて直すこと

「更生」……生まれ変わること。転じて、よくない状態から立ち直ること。
⇒『会社更生法』は会社が生まれ変わるため、「更生」を使います。

「厚生」……生活や身体などを豊かにすること。
⇒またこの場合、『厚生労働省』は固有名詞なので、これしかない。

 

 

④サイゴ

「最後」……続いている物事の一番あと。

「最期」……命がなくなる時。死に際。
 

 

⑤ジテン

「自転」……(天体などが)内部にある軸を中心にして回ること。

「時点」……時の流れの、ある1点。

「辞典」……言葉の意味や文法、使用例などを説明した本。

「事典」……事柄の内容を説明した本。他と区別するために「ことてん」とも呼ぶ場合もある。

「字典」……の読み方や使い方を説明した本。他と区別するために「もじてん」とも呼ぶ場合もある。

 

岡崎社長

ちゃんと使い分けられたかい?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①サイケツ

「採決」…… 会議の参加者が賛否の意思表示をして、物事を決定すること。「決をとる」

「裁決」…… 上の者物事の良し悪しを判断すること。(みんなでなくてOK)

 

②キョウセイ

「叫声」…… さけび声。

「嬌声」…… 女性のなまめかしい声のことで、男性の関心をひくための “つくった声” であるのが特徴。

 

③シアン

「思案」…… あれこれ考えをめぐらすこと。

「私案」…… 個人的な考え。

「試案」…… 試しに作った、仮の考え・計画。

 

④スイショウ

「水晶」…… 鉱物の一種。

「推奨」…… 人や物などが優れていると、人に勧めること。
 

 

⑤ドウシ

「同旨」…… 趣旨が同じであること。

「同志」…… 理想や目的を同じくする(思想を共有する)仲間。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『同志社大学』しかない。

「同士」…… 同じ仲間・種類。
  ⇒「いとこ同士」「男同士」などで使われるように、思想・志は関係ない。

 

岡崎社長

ちょっと難しかったですかね?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イガイ

「以外」…… 「~を除いて」

「意外」…… 「想像を超えて(想像の範囲を外れて)

 

②ウンコウ

⇒どちらも意味は「決まった軌道上を進んでいくこと」。

「運航」…… こちらは舟を表す『航』が付くのでわかるかもしれませんが、舟・船や飛行機の場合のみ使います。

「運行」…… こちらは陸の交通手段、または惑星などに使います。

 

③カイトウ

「解答」…… 「問題を解いて、“正解”を出すこと」

「回答」…… 「返事をすること」。なので、返事が様々な「アンケート」には、『回答』を使います。

 

④カギョウ

「稼業」…… “稼”ぐ仕事=「収入源とする職業」

「家業」…… ”家”の仕事=「その家で代々受け継がれて来た職業」

 

⑤キセイ

「既成」…… すでに存在するもの。

「既製」…… すでに “商品・製品として” 存在するもの。

「規制」…… 規律を守るために、“制限する” こと。

「規正」…… 悪い点を “正しくなおす” こと。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『政治資金規正法』しかない。

 

岡崎社長

結構わかっちゃいました?