それで? 言いたいことはなに? ~わかりやすく伝える工夫~【前編】
おしゃべりが好き!という人は結構多いですよね。
誰かとおしゃべりすることでストレス発散になり、「あ~すっきりした!」
こんな経験、みなさんも1度や2度はあるでしょう。
このように、おしゃべりをすることが目的で、言いたいことを言い終えて「すっきり」となるだけならよいのですが・・・
話を聞き続けた友人がちょっと不機嫌そうに
みなさんも経験があると思いますが、
結論(論点、要点やポイント)の見えない話を聞くほうは意外と疲れてしまうもの。
イライラして突っ込みのひとつも入れたくなりますよね。
話す相手が、自分のことをよく理解してくれている間柄であればあまり気にする必要もないと思いますが、買い物をしたお店の店員さんだったり、相談に行った役所の人だったり、ビジネスの相手だったりすると、さあ、大変。
いつまでもニコニコ顔で付き合ってくれるわけではありません。
だって、相手は仕事中、はっきり言えば「忙しい」のです。
結論が見えない話は、聞いている相手にとってはストレスそのもの、忙しい時であればなおさらです。
みなさんもきっとそうですよね?
では、どうしたらよいでしょうか?
しかし、言うのは簡単ですが、私たち日本人は「結論を先に言う」ことが意外と苦手。
おそらくそれは、学校などで『文章は「起承転結」を意識する』ということを教えられてきたことも影響しているのかもしれません。
また、そもそも日本語の文法自体も、結論が最後に来ますよね。この構造からも「先に結論を言う」といった癖がついていないのです。
これはなかなか意識しないと難しそうですね。
そこで、ちょっとしたオススメ法を紹介します。
「新聞」です。毎日読んでいる方も多いと思います。
実際に新聞の記事を見てみると、大見出し→小見出し→記事内容という基本構成があることに気づきませんか。
これは筆者の推測ですが、新聞はバタバタと忙しい朝の、時間があまりないときに読まれるもの。
そのため、パッと紙面を見た時に
小見出しで記事内容の要点がわかる
という
“読者にやさしい”作りになっているのではないでしょうか。
まさに、この書き方こそ「結論を先に言う」のお手本になりそうです。
ぜひ、新聞を読む際は意識してみてください。
<※後編はこちら>