アングル、ルノワール、ロートレックも魅了されたモードでシックな装い~ブラック・ドレス~

ファッショニスタアイキャッチ

私は服が好きだ。

ファッションをこよなく愛している。
服を選んでいる時間はまるで宝探しをしているかのようにわくわくするし、新しく購入した服を身に纏って鏡の前に立った瞬間の高揚感は何ものにも代えがたい。

 

また、マニッシュな格好をしている時はきりりと引き締まった気持ちに、フェミニンな格好をしている時は優雅で華やいだ気持ちに、というように、その日のファッションによって心や気分にも大きな影響が出る。そんな経験がある方は私だけではないだろう。

 

しかしながら、最近では新型コロナウイルスの影響で外出する機会が減り、以前よりも服を買わなくなった、オシャレを楽しむ意欲がなくなった、といった声があちらこちらから聞こえてくる。
そんな今だからこそ、ぜひともご提案したいのがおうち時間などを利用して過去のファッション――「絵画の中の人物」たちが纏っているファッションに注目してみることだ。

 

100年前、200年前の古くさい格好だと侮るなかれ、絵画の中は現代にも通用するようなファッションアイテムやコーディネート、様々なデザインの参考にできるテキスタイルの宝庫である。また、ファッションの流行は「巡る」、すなわち時代を経る中で何度も再生産されてきているので、ファッション史を学ぶことは取りも直さず自分のファッションセンスを磨くことにも繋がるだろう。

 

このシリーズでは、そんな絵画に描かれたオシャレな人々、「の中のファッショニスタ」たちの装いについて、当時の社会情勢や作品を描いた画家などの情報とともにご紹介していきたい。

 

ワンカラーの“カメレオン”! 「ブラック・ドレス」と女性たち

 

シリーズ第一回のテーマは、「ブラック・ドレス」である。
ブラック・ドレスと聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはシャネルの代名詞ともいうべき「リトル・ブラック・ドレス」ではないだろうか。1926年にココ・シャネルによって発表された、このシンプルな黒一色のドレスは、当時喪服という印象の強かったブラック・ドレスを洗練されたモードな装いとして人々に印象づけるきっかけとなった。

 

 

しかしながら、それ以前にもブラック・ドレスは修道女や職業を持った女性、またスペインを中心とする王侯貴族の貴婦人など、様々な国・階級・年齢・職業の女性たちに愛されてきた。

 

そこで、今回は数あるファッションアイテムの中でも最も汎用性が高く、そして着こなしによってその人の個性が如実にあらわれる「ブラック・ドレス」の描かれた絵画をご覧いただきたい。

 

肖像画の中のブラック・ドレス

 

写真が発明されるまで、個人の面影を写し取る手段はもっぱら画家の手による「肖像画」に限られていた。
一枚描くのに時間も手間も費用もかかる上、お見合いのために利用したり、長きに渡って一族の財産になり得たりすることもあるこの肖像画を描かせるにあたり、モデルである女性本人だけではなく、親、夫といった周囲の人々までもがその装いに注意深く目を配っていたのは言うまでもない。いわば、肖像画は一世一代の晴れ舞台であり、家柄や品格、センスの見せ所でもあるのだ。

 

では、そんな貴婦人たちの“本気”が垣間見える「ブラック・ドレス」スタイルをご紹介していこう。

 

まずはお手本のようなこちらの肖像画から。この作品は、19世紀前半のフランスで活躍した新古典主義の画家、ドミニク・アングルの手によるものである。

 

《ジャック=ルイ・ルブラン夫人の肖像》
《ジャック=ルイ・ルブラン夫人の肖像》(《Madame Jacques-Louis Leblanc (Françoise Poncelle, 1788–1839)》)
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル、1823年、油彩・カンヴァス、メトロポリタン美術館

 

モデルであるルブラン夫人が着ているのは、フランス第一帝政期の皇帝ナポレオン一世(在位1804~14年、15年)の最初の妻である皇妃ジョゼフィーヌが着用したことで大流行した、「エンパイア・スタイル」のドレスだ。この時代のドレスは、前世紀のロココ時代に見られるような極端にウエストを細く絞ったコルセットやスカートを巨大に膨らませるパニエが廃止され、ハイ・ウエストの切り替えと身体に沿って自然に流れる直線的なシルエットが特徴となっている。

 

ルブラン夫人のエンパイア・ドレスは、黒の絹地や腕を覆う半透明の薄織物が彼女の美しい白い肌を艶めかしく引き立てる一方で、肩口から前立て、袖口に取り付けられたレース、両腕のリボンなどが装いに愛らしさと華やかさを添えている。しかしながら、これらの装飾はすべて黒で統一されているため、可愛すぎない大人の「ブラック・ドレス」スタイルとしてまとまっている。

 

また、ドレスだけに留まらず、それを描いた画家アングルの超絶技巧――まるで本物と見紛うような布地や金属の質感や、筆触が消し去られた皮膚の描写などもこの作品の見所のひとつとして楽しんでほしい。

 

次は印象派の巨匠・ルノワールの出世作となった家族肖像画から、シャルパンティエ夫人の「ブラック・ドレス」を見てみよう。

 

《シャルパンティエ夫人とその子どもたち》(《Madame Georges Charpentier (Marguérite-Louise Lemonnier, 1848–1904) and Her Children, Georgette-Berthe (1872–1945) and Paul-Émile-Charles (1875–1895)》)
ピエール=オーギュスト・ルノワール、1878年、油彩・カンヴァス、メトロポリタン美術館

 

彼女はフランスの有名な出版事業家ジョルジュ・シャルパンティエの妻で、自身も作家のフローベールやゴンクール、ゾラらを輩出した文学サロンを主催していたという、まさに当時の文学・芸術の最先端にいた女性である。

 

画家ルノワールの、大胆だがやわらかさを併せ持つ独特の筆触で描かれた彼女の「ブラック・ドレス」スタイルは、中に着たフリルシャツの立襟に蝶ネクタイのように黒いリボンを巻くなど、優雅な中にもどこか凜々しさを感じさせる。ドレスの黒地に目を凝らすと、スクエアに開いた胸元に黒い大ぶりのレースが飾られていたり、スカートにレースが何重にもあしらわれていたりと、非常に精緻で豪華な仕立てのドレスであることがわかるが、やはりアングルの描いたルブラン夫人同様、それらをすべて黒一色にすることで観る者に大人の女性らしい落ち着いた印象を与えている。

 

ちなみに、シャルパンティエ夫人の隣に座っているペールブルーのドレスを着た子どもは、3歳になる彼女の息子、ポールである。お揃いの服を着て犬に乗っているのが姉のジョーゼットだ。まるでそっくりな姉妹のような二人の子どもたちが並んでいる姿は、シャルパンティエ夫人でなくとも思わず笑みがこぼれてしまいそうな愛らしさである。

 

当時のフランスやイギリスの上流、または裕福な家庭では、こうして男児に女児の服を着せて育てる伝統があった。その理由としては「魔除け」や「邪気払い」(男児は女児より死亡率が高かったため)、「おむつが取り替えやすい」といった様々な説があるが、明確な研究結果はいまだ示されていない。

 

 

市井に暮らす女性たちの「ブラック・ドレス」

 

上記のような貴婦人たちだけでなく、市井に暮らす女性たちにも「ブラック・ドレス」は愛用されてきた。

ここでは、上流階級の女性たちほど衣裳に資金を投じられないながらも、創意工夫を重ねながら洗練された「ブラック・ドレス」スタイルを楽しんでいた女性たちの姿を見ていきたい。

伯爵家に生まれた画家ロートレックは、貴族の血筋ながらパリのカフェやダンスホール、酒場などに出入りする市井の女性たちの姿を描くことに心血を注いだ。彼の手によるポスターは100年以上前の作品とは思えないほどオシャレでかっこいいが、そこに描かれた女性のスタイルもまたとてつもなく洗練されている。

 

《ディヴァン・ジャポネ》(《Divan Japonais》)
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、1892~1893年、リトグラフ、メトロポリタン美術館

 

上の作品の前面に大きく描かれている「ブラック・ドレス」の女性は、当時流行した「フレンチ・カンカン」というダンスの人気ダンサーであったジャンヌ・アヴリルである。
映画作品の題材にもなった、赤い風車が目印のダンスホール「ムーラン・ルージュ」でも主役を張ったことのある、パリのエンターテインメント界のスターである彼女のドレスは、細かい装飾こそ描かれていないが、そのシルエットだけでもとびきりシックで垢抜けていることがわかる。

 

ドレスの袖の膨らみは控えめで、スカートもただ彼女の肢体に沿って流れるだけ。大ぶりの帽子も、そこに取り付けられた羽根飾りも黒で、宝飾品なども一切身につけていない。それにも関わらずこれほどまでにオシャレだと感じるのは、画家ロートレックと人気スタージャンヌ・アヴリルの美的センスがこの作品の中で見事に融合しているためだろう。

 

余談だが、上の作品では舞台を観に来た観客として描かれているアヴリルが、本業のダンスをしている姿を取り上げた作品がこちらだ。

 

《ジャンヌ・アヴリル》(《Jane Avril》)
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、1893年、リトグラフ、メトロポリタン美術館

 

 

舞台衣裳であるカンカン・ドレスは、今の時代の感覚からすると正直オシャレとは言い難いが、しかしながら彼女が身につけているロンググローブや帽子飾りなどの小物使いを見ると、やはりアヴリルは「」の使い方が上手いな、と思わず感心してしまう。

 

のコーディネートの上手さといえばこちらの絵画も忘れがたい。モネやルノワールといった後の「印象派」の画家たちに影響を与えた画家エドゥアール・マネが、女流画家ベルト・モリゾをモデルに描いた作品である。

 

 

《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》(《Berthe Morisot au bouquet de violettes》)
エドゥアール・マネ、1872年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館

 

 

マネ独特の、べたりと画面に張り付くようなどこか平坦な印象を与える筆触で描かれた「黒」は、これまで紹介してきたどのブラック・ドレスのそれよりも力強い。そしてこの強い「黒」が、モデルであるモリゾの薄い茶色の瞳や髪、白い皮膚に不思議な透明感のようなものを与えている。

 

飾り気のないブラック・ドレスの胸元には小さなスミレのブーケが付けられているが、その控えめな青が黒づくめの装いの中で絶妙な「抜け感」になっている。

 

日本の浮世絵からも影響を受けていたマネは、このような「ブラック・ドレス」も描いている。

 

《女性と団扇》(《La dame aux éventails》)
エドゥアール・マネ、1873年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館

 


日本の団扇が何枚も貼り付けられた背景の前で、片肘をついて横たわる女性。黄金の縁取りがなされた前立て(ジレのようなものかもしれない)といい、そこに施された龍の頭らしき金糸の刺繍といい、彼女の纏うブラック・ドレスは何ともエキゾチックだ。装飾品もすべて金で統一されているので、ドレスのデザインとしてはやや奇抜で異国趣味的ながらも、まとまりのあるブラック&ゴールドスタイルとなっている。

 

さらに、ひとつ前で挙げた《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》のモデルであり、当時数少ない女流画家のひとりであったベルト・モリゾ自身も、「ブラック・ドレス」を纏う市井の女性を描いたバルコニーの女と子ども(1872年、油彩・カンヴァス)という作品を残している。こちらは東京都中央区にあるアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)のコレクションなので、機会に恵まれれば日本で実際に鑑賞することが可能だ。

 

優美で繊細な筆致、そして何といっても自分自身がドレスを身に纏う“女性の目線”で魅力的に描かれた「ブラック・ドレス」は、この時代に生きた女性たちの等身大のファッションを知るうえでも必見である。

 

Screenshot of www.artizon.museum

 

 

伝統衣裳とともに用いられた「ブラック・ドレス」

 

最後にご紹介したいのが、スペイン王家の宮廷画家フランシスコ・デ・ゴヤが描いたこちらの作品である。

 

《アントニア・サラテ夫人の肖像》(《Doña Antonia Zárate》)
フランシスコ・デ・ゴヤ、1805年頃、油彩・カンヴァス、ナショナルギャラリー(アイルランド)

 

この肖像の女性は、スペインやメキシコ、イタリアの一部で着用されてきたレースのかぶり物・「マンティーリャ」(ヴェールのようなもの)と、当時フランスで流行していたエンパイア・スタイルのブラック・ドレスを身に纏っている。このブラック・ドレスは最初にご紹介したアングルの作品に出てくるものと同じスタイルだが、合わせるアイテムによってまったく異なる雰囲気になるのが面白い。デザインとしてはこちらのドレスのほうがシンプルだが、その分肩にかかるマンティーリャの複雑なレースの模様が際立っている。

 

「マンティーリャ」の歴史は古く、特にスペインでは17世紀以降、王族から市井に至るまで婦人たちの儀礼的な伝統衣裳として用いられてきた。色は主に黒か白で、現在でも闘牛場の観客席などではこの絵のように黒のマンティーリャに黒いワンピースやリトル・ブラック・ドレスを合わせている女性たちの姿を見つけることができる。

 

スペインではルネサンス期ごろから王侯貴族の間で「黒」(暗色)の衣裳が流行し、やがて市井の人々もそれに倣って「黒」を身につけるようになったといわれている。けれども、私は常々「あんなに暑い国でどうして黒い服なんかが好まれるのだろう?」と疑問に思っていた。実際、同じく気温の高い東南アジアや南米諸国、南の島国などでは、太陽の光に映える鮮やかな色が好まれる傾向にある。

 

しかし、実際にスペインを訪れた際、私はふとあることに気がついた。この国では、強い太陽の光と乾いた空気によって、非常に濃い影が生まれるのだ。日本の、どこか淡くぼんやりとしたそれとは違い、スペインで見る影はどこまでも黒く、くっきりとした輪郭を持っており、禍々しくて蠱惑的だ。強すぎる光の下に立っていると、視界の中で白く飛んでしまう影の持ち主そのものよりも、いっそ影のほうが確かな実体を持っているかのような錯覚さえおぼえてしまう。

 

そして、この黒い影は、まさしく伝統衣裳の「」と同じ色なのだ。

 

おそらくスペインの太陽の下では、黒のマンティーリャはその影と相まって何重もの繊細なレース模様を女性の肌の上に形づくるに違いない。ブラック・ドレスは、そんな美しいマンティーリャとその影を余計な色味で邪魔することなく、加えてそれ自体の裾も女性の影と同化して、まるで優雅に伸びたトレーンを持つように見えるのではないだろうか。

 

そうした様を想像すると、スペインの女性たちが黒のマンティーリャと「ブラック・ドレス」を組み合わせている理由が、何となくわかったような気がしてくる。日本の伝統色が日本の光や空気の中で見た時に最も美しく見えるように、スペインの「黒」もまた、この国で身に纏った時に最も女性を美しく見せる色なのだろう。

 

 

6月のスペイン・バレンシア、強烈な陽射しによって濃い影ができている。  (筆者撮影)

 

絵画は魅力的なファッションが溢れる“スタイルブック”

 

今回は「ブラック・ドレス」をテーマに作品を紹介してきたが、このように過去の絵画というのは素晴らしいデザインや着こなしのアイデアが満載の、“スタイルブック”のようなものだと言っても過言ではない。

 

また、それだけに留まらず、絵画の中で思い思いのファッションに身を包む女性たちの美しくかっこいい、そして矜持に溢れる姿は、日常の中で「ファッションを楽しむこと」の大切さを改めて私たちに教えてくれているように思える。

 

たとえどんな時代や環境であっても、生活にひとときの潤いを与え、豊かな感受性や創造性を育んでくれる――それこそが「ファッション」のもつ力なのだろう。

 

普段あまり絵画に触れる機会がなく、「絵の見方がよくわからない」、「美術館に行くのは何となくハードルが高い」……と思っている方にも、ぜひ一度このように「ファッション」を切り口にして絵画を鑑賞してみることをおすすめしたい。

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

Kao
校閲士・美術史修士。大学在学時に旅行したイタリアでアートに魅せられ、独学で美術史を勉強し大学院に入学、修士号を取得。
趣味はアート、歴史、ファッション。
白

頼れる人

テキストもダミー

食品添加物イメージ

うま味調味料

もちろん「味の素株式会社」の持つ商標(※2020年3月現在)。「味の素株式会社」にはこのほかにも、「ほんだし」や「スリムアップシュガー」など、すっかり浸透して一般名称と勘違いしそうな商標がたくさんあります。詳しくはこちら

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短期賃貸マンション

「株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント」が商標を所有(※2020年3月現在)。もともとは「♪ツっカサ~のウィ~クリィ~マンっションっ!」で一世を風靡した「ウィークリーマンションツカサ」が、短期賃貸マンション事業を米投資会社「リーマン・ブラザーズ」に売却したことで生まれた会社だそうです。

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『ウォシュレット』の名称は、「TOTO」の登録商標(※2020年3月現在)

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オセロ

オセロ風ゲーム、リバーシ

「株式会社メガハウス」が、『オセロ・Othello』の専用使用権を所有(※2020年3月現在)。「メガハウス」はバンダイグループの会社ですね。

ワイシャツ

ワイシャツ

もともとは1918年(大正7年)に「美津濃株式会社」(現:ミズノ)が、ちょうど第一次世界大戦で「勝った」ことにひっかけて、『カッターシャツ』との商品名にしたんだそう。ネットを調べると、「もと商標」とあるので、現在は一般化しているものと思われます。詳しくはミズノの社史サイト(1918年の欄)をご覧ください。

三角コーン(PSDは切抜き)

コーン標識、パイロン

『カラーコーン』は、「セフテック株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)。これをたくさん送られる漫画家さんもいますよね。

領収書とボールペン01

ノーカーボン紙

「富士フイルム株式会社」が所有(※2020年3月現在)

7色のクーピー #3

オイルパステル

『クレパス』は、「株式会社サクラクレパス」が商標を所有(※2020年3月現在)
公式サイトにもしっかり書いてありますね。

ツナ缶

ツナ缶

『シーチキン』は、「はごろもフ-ズ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

マッターホルン

ジェットバス、気泡風呂

『ジャグジー』は、これを開発したアメリカの企業「Jacuzzi」社の登録商標(※2020年3月現在)

川の中の修行僧16

中国武術、少林武術

『少林寺拳法』は、「一般社団法人 SHORINJI KEMPO UNITY」が所有(※2020年3月現在)

セロハンテープ

セロハンテープ

「ニチバン株式会社」が商標を所有(※2020年3月現在)。出願時には「単なる『セロハン製テープ』の略称ではないか?」と判断されてしまって審査もされず、7年半もの時間を経てやっと取得できた商標なんだそう。

荷物を渡す配達員の男性4

宅配便

『宅急便』は、クロネコヤマトの「ヤマトホールディングス株式会社」が所有(※2020年3月)。映画『魔女の宅急便』のスポンサーにもなりましたよね。

旅

弾丸旅行

『弾丸ツアー』は、旅行会社「株式会社JTB」が所有(※2020年3月現在)

トランポリン

跳躍器具

創始者ジョージ・ニッセンの会社と提携関係にあった「セノー株式会社」が、1960年に商標を登録し、所有(※2020年3月現在)

鍵盤ハーモニカPSD背景透過パス付き

鍵盤ハーモニカ

『ピアニカ』は、製造・販売元の「東海楽器製造株式会社」および「ヤマハ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

カメラ51

インスタントカメラ・写真

2020年3月現在、「PLR IP Holdings, LLC」が商標を所有。

マジック2

フェルトペン

『マジックインキ』の商標権は、「株式会社 内田洋行」が所有(※2020年3月現在)

ufoキャッチャー

クレーンゲーム機

 『UFOキャッチャーは、1985年に製造・販売を開始した「株式会社セガゲームス」の登録商標(※2020年3月現在)

ルービックキューブ(切り抜きパス付・PSD背景透過)

六面立体パズル

ハンガリー生まれのこのパズルは、1980年夏頃に「株式会社ツクダオリジナル」から日本発売。その販売に先立ち、1980年4月に商標出願、1983年11月に登録され、その後、「株式会社メガハウス」に移転されました(※2020年3月現在)

 

 

ボビナム・男性と女性16

てすと

テスト

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①フシン

「不審」……疑わしいなと思うこと
⇒『審』の一文字で、「詳しく調べて明らかにする」の意味なので。
正体がわからず怪しいのは、「不審者」ですものね。

「不信」……誠実でないので、信用しないこと
⇒信じないから、「内閣不信任案」を出すんですもんね。

 

②タンタン

「淡々」……あっさり

「坦々」……何事もない 平ら 平凡

※ちなみに、「担々麺」は、道具をぶら下げた天秤棒を “担” いで売り歩いた麺なので、『担』を使います。

 

③タイケイ

「大系」……同じテーマや傾向の著書や文献をまとめて編集した書物のあつまり

「体系」……それぞれ個々の要素が、一定の規則や原理に基づいてまとめられている理論や組織

 

現状、新聞などでは「体型」と「体形」は、ほぼ区別はなく、「体形」に統一しているそう。
あえて区別するなら……

「体型」……体の形のタイプ(類型として比較するときに使う)
⇒「やせ型」とか「肥満型」とか。

「体形」……生物のカラダのカタチ

 

 

④レンケイ

「連携」……同じ目的を持つ同士がつながって、協力し合いながら物事を行うこと。

「連係」……いくつかの物事がつながって、お互いに密接な関係をもつこと。(協力するニュアンスは、特にありません)
 ⇒ 「提携」などで使うように、『携』は「手を携えること」。
   「関係」などで使うように、『係』は「つながること」と覚えるといいかも。

 

⑤ヘンザイ

「偏在」……かたよって、あるところにだけ多くあること。

「遍在」……どこにでもあること。
⇒読みも同じだし、漢字も似ていますが、意味はほぼ正反対なので、気を付けましょう。

 

岡崎社長

「体型」と「体形」は、ちょっと難しいかもしれませんね

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イドウ

「異動」……地位や職務が変わること。
⇒ちなみに、勤務地が変わる時や、住民票が変わる時も「異動」を使います。

「移動」……物が物理的に動いて、位置が変わること。

 

②イシ

「遺志」……亡くなった人が生きていた頃に持っていたこころざし。

「意志」……その物事の実行を決意する積極的(前向き)な気持ち。

「意思」……自分の考えや思い。

 

③コウセイ

「校正」……印刷物の文章や文字などの、間違い・不具合を指摘すること。

「更正」……(税金や登記を)改めて直すこと

「更生」……生まれ変わること。転じて、よくない状態から立ち直ること。
⇒『会社更生法』は会社が生まれ変わるため、「更生」を使います。

「厚生」……生活や身体などを豊かにすること。
⇒またこの場合、『厚生労働省』は固有名詞なので、これしかない。

 

 

④サイゴ

「最後」……続いている物事の一番あと。

「最期」……命がなくなる時。死に際。
 

 

⑤ジテン

「自転」……(天体などが)内部にある軸を中心にして回ること。

「時点」……時の流れの、ある1点。

「辞典」……言葉の意味や文法、使用例などを説明した本。

「事典」……事柄の内容を説明した本。他と区別するために「ことてん」とも呼ぶ場合もある。

「字典」……の読み方や使い方を説明した本。他と区別するために「もじてん」とも呼ぶ場合もある。

 

岡崎社長

ちゃんと使い分けられたかい?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①サイケツ

「採決」…… 会議の参加者が賛否の意思表示をして、物事を決定すること。「決をとる」

「裁決」…… 上の者物事の良し悪しを判断すること。(みんなでなくてOK)

 

②キョウセイ

「叫声」…… さけび声。

「嬌声」…… 女性のなまめかしい声のことで、男性の関心をひくための “つくった声” であるのが特徴。

 

③シアン

「思案」…… あれこれ考えをめぐらすこと。

「私案」…… 個人的な考え。

「試案」…… 試しに作った、仮の考え・計画。

 

④スイショウ

「水晶」…… 鉱物の一種。

「推奨」…… 人や物などが優れていると、人に勧めること。
 

 

⑤ドウシ

「同旨」…… 趣旨が同じであること。

「同志」…… 理想や目的を同じくする(思想を共有する)仲間。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『同志社大学』しかない。

「同士」…… 同じ仲間・種類。
  ⇒「いとこ同士」「男同士」などで使われるように、思想・志は関係ない。

 

岡崎社長

ちょっと難しかったですかね?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イガイ

「以外」…… 「~を除いて」

「意外」…… 「想像を超えて(想像の範囲を外れて)

 

②ウンコウ

⇒どちらも意味は「決まった軌道上を進んでいくこと」。

「運航」…… こちらは舟を表す『航』が付くのでわかるかもしれませんが、舟・船や飛行機の場合のみ使います。

「運行」…… こちらは陸の交通手段、または惑星などに使います。

 

③カイトウ

「解答」…… 「問題を解いて、“正解”を出すこと」

「回答」…… 「返事をすること」。なので、返事が様々な「アンケート」には、『回答』を使います。

 

④カギョウ

「稼業」…… “稼”ぐ仕事=「収入源とする職業」

「家業」…… ”家”の仕事=「その家で代々受け継がれて来た職業」

 

⑤キセイ

「既成」…… すでに存在するもの。

「既製」…… すでに “商品・製品として” 存在するもの。

「規制」…… 規律を守るために、“制限する” こと。

「規正」…… 悪い点を “正しくなおす” こと。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『政治資金規正法』しかない。

 

岡崎社長

結構わかっちゃいました?