2020年 東京の景色が変わる!~渋谷・池袋・高輪ゲートウェイ
近年、東京を中心に各地で再開発が進み、
2020年も新たな商業施設が続々とオープン予定となっています。
2020年 変貌する東京
あなたが見慣れたあの街も、姿を変えます。
その中でも特に、渋谷・池袋は大規模な再開発が進行中です。
渋谷の街が変わる
渋谷では2019年11月に「渋谷スクランブルスクエア」が誕生し、
2020年1月には東京メトロ銀座線のホームが新しくなり、大きな話題になりました。
そして今年6月には、渋谷のランドマークとして長く愛されてきた宮下公園が、
「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」として生まれ変わる予定。
明治通りに沿って南北に全長約330メートルという広さ、
中2階を含めた実質4階建てとなり、その上の屋上部分(実質5階)が公園になるそう。
屋上はイベントひろばや展望テラス、また多目的コートやクライミングウォールなど公園としての設備を有した空間となるとのこと。
1~3階には商業施設が入るようです。
原宿駅がある北側には高層ホテルの建設も予定されており、原宿と渋谷をつなぐ新たなエリアとなるでしょう。
池袋に新しい商業施設がオープン
また、同じく再開発が進む池袋では、
池袋西口公園のリニューアルや主要スポットを回遊する電気バス「IKEBUS(イケバス)」の運行開始に続き、
個性豊かな8つの劇場を備えた「Hareza(ハレザ)池袋」が今夏グランドオープンします。
(※多目的ホール棟「東京建物 ブリリア ホール(Brillia HALL)」は、昨年2019年11月に先行オープン済)
オフィス棟、新ホール棟、新区民センターの3棟からなり、中池袋公園も含めた複合商業施設です。
8つの劇場はミュージカルや歌舞伎の公演を行う大型劇場のほか、
バーチャルキャラクターによるCGライブやYouTubeなどの配信サービスを行える新感覚の劇場も。
伝統芸能から漫画やアニメなどのサブカルチャーまで、様々な文化の発信拠点となるでしょう。
他にもぞくぞく再開発
今回紹介した他にも、
浅草駅からとうきょうスカイツリー駅間の高架下に開業する「東京ミズマチ」
大型イベントホールや大規模温浴施設を備えた複合施設「有明ガーデン」
下北沢の小田急の鉄道跡地にできる「下北線路街」
劇場を核とした、水辺を活かした複合型シティ「ウォーターズ竹芝」
など、続々と新たなスポットが誕生するようです。
ワクワクしますね♪
さらにJR山手線には新駅が誕生
そしていよいよ3月14日(土)、田町・品川間にJR山手線「高輪ゲートウェイ駅」が暫定開業します。
山手線の新駅開業は、1971 年の西日暮里駅以来となることもあって、すでに記念切符やグッズの販売、開業イベントも開始され、盛り上がりを見せています。
当初、駅名は一般公募により決定される予定でしたが、第1位の「高輪」、2位の「芝浦」、 3 位の「芝浜」の結果を無視する形で、130 位の駅名が採用になったことは記憶に新しいでしょう。
どうやら、新駅の地名である高輪と JR 東日本による新駅を中心とした品川操車場跡地再開発のコンセプトである、 “グローバルゲートウェイ品川” を合わせた駅名が採用されたという説が有力と思われます。
肝心の駅舎はデザインアーキテクトとして、「新国立競技場」などで知られる隈研吾さんを迎え、
国際交流拠点の玄関口をイメージしたデザインに。
「折り紙」をモチーフとして
障子窓を彷彿とさせる膜屋根は、和テイストを活かしながら照明電力の消費削減を図り、
ホームには宮城・福島など東北地方の木材を使用するなど環境保全にも配慮していて、
SDGs(エス・ディー・ジーズ:持続可能な開発目標)も強く意識した設計コンセプトとなっています。
(※編集部注:SDGsについて詳しくは、外務省の公式サイトをご覧ください)
一方、駅構内には数タイプのAI 装備自動案内ロボットや、自律移動型の清掃ロボットなどを試行導入。
また、自動改札機にも読み取り機能を通路側に設け、
車イスのままタッチが可能なバリアフリー対応のタイプ、QR コード対応が可能なタイプなど最新鋭の各種改札システムが採用され、
近未来の駅空間実証実験の場としても注目されています。
(※詳しくは、こちらのJR東日本のプレスリリースをチェック)
ある意味、大都会における無人駅を目指しているのではないかと思わせる駅です。
本開業は2024年の予定。
なお、「高輪ゲートウェイ駅」に停車するのは山手線と京浜東北線のみで、
上野東京ライン、東海道線は停車しないので、利用の際はご注意ください。
2020年、
多様な変化を遂げる東京が楽しみですね。