カレー食べ比べ同人誌の取材の取材に行ってきた
こんにちは。『ダンラク』ライターの坪内悟です。
2020年、今年はコミケもなくなって寂しい限り……!
NHKの『ねほりんぱほりん』でも、同人作家さんたちが豚としてご出演されてました。
ま、とはいっても、私のお目当ては
『情報系同人誌』。
あんまりコミケを知らない人がイメージする “ちょっとHなマンガ” とかじゃなくって、
いわゆる「〇〇マニア」の人たちの評論本です。
ベタなとこだと「鉄道」とか「カメラ」とかですけど、
マニアックなとこでは
「サザエさんじゃんけん」(サザエさんじゃんけん研究所さん)とか
「宗教団体制作アニメ」(かに三匹さん)とか。
ちなみに私がよく買うのは「立ち飲み屋」(さいころ文庫さん等)とか
「昭和のキャバレー」(郷里の娘さん等)とかですかね。
コミケ以外にもそういう、「同人誌(通称:薄い本)の即売会」があるんですけど、
ふらーっと会場を歩いてると、
自分が全然興味なかったジャンルの、意外なおもしろ本を発見できたりして、なかなか楽しいんですよ♪
薄い本ってどうやって作ってるの・・・?
そういった同人誌を “買う側” として楽しんでいた私ですが、
そもそもそれがどうやって作られているのか?っていうのは知らなかったんです。
そしたら先日、Twitterで偶然こんな募集を見つけまして。
【マジ拡散大大大希望】
※緊急募集
9月19日(土)と26日(土)、ご当地カレー食べ比べ会を開催します。参加してくれる人を緊急募集します!
時間と場所はまだ正式に決まっていませんが、四谷三丁目界隈です。試食をネタに同人誌を作って販売してもOK。参加希望者はDMください。
参加無料です。 pic.twitter.com/lACygQgl0f— おもしろ同人誌バザール (@omobaza) September 17, 2020
私も大のカレー好きですから、
これは面白そう!
と食いつきました。
そしてよく見てみると、なんとこれをつぶやいていたのは
久しぶりの遠方取材! pic.twitter.com/M4uZ8xCgLI
— 版元ひとり (@hanmoto_hitori) October 7, 2020
「版元ひとり」
という同人サークルさん!
いままでも「タルタルソース」「マーボー豆腐」「のり弁」「コロッケ」などなど、いろんなものを食べ比べて同人誌にされている方々です。
「タモリ倶楽部」や「有吉ジャポン」などメディア出演も多数。
さらにこの方々、私も何度も足を運んだことのある
「おもしろ同人誌バザール」
っていう、情報系同人誌即売会の主催団体さんでもあるわけです。
そんなすごい同人サークルが、どうやって自分の同人誌を作るための取材をしてるのか……?
いろんなカレーを食べられるだけでなく、その取材の様子も見られちゃうなんて、
私にとっては、まさに神イベント!
…ということで、まったくの初対面ながら、連絡を取りまして
私、取材に行ってまいりました。
食べ比べ系同人誌の取材とは…?
土曜日、電車に乗って向かいましたのは、
都内某所のキッチンスタジオ。
おじゃますると、そこですでに準備を始めている「版元ひとり」さん、(といっても、臼井さんと竹田さんというお二人なんですけど)がいらっしゃって、
そのほかに、私と同じような見学者、というか、カレー消費係7人が参加。
本日のご当地カレー、総勢26種類!
今日も長い長い戦いが始まるぞぉ。果たして、どんな出会いが待っているのかな? pic.twitter.com/GVNvqzIn9x— 竹田あきら (@JJFLOVER) September 26, 2020
この合計9名でこれから、26種類のご当地レトルトカレーを試食していきます。
(この数だけでもすごいんですけど、実は前の週にも食べ比べ会をやって、そこでも26種類を食べたんですって…!なので、本ではトータル52種類を食べ比べることになるみたい!)
まずは箱入りのレトルトカレーを、本の構成をかんがえながら、ジャンル別にグループ分け。
続いて、パッケージの箱から中身を出して、箱の写真を臼井さんが撮っていきます。
そして中身は竹田さんが湯煎していきます。
レトルトがあったまったら、お皿に移してテーブルへ。
お皿の隣にパッケージを置いて、どれがどのカレーかぐちゃぐちゃにならないよう、整理して置いていきます。
そしていよいよ、臼井さんと竹田さんによる試食取材。
1つずつカレーを食べながら、感想を言っていきます。
この時になるほどーと思ったのは、
ボイスレコーダー2つに、動画カメラと、いくつも保険をうって記録。
これを聞きながら思い出したり、いいフレーズを引っこ抜いて執筆していくんだそう。
こうやって「執筆の材料」にするのが目的だから、
お二人の感想トークも、ちょっとラジオのように、“外” を意識しながらしゃべってるような感じを受けました。
なのでお二人が食べた感想を、我々見学者も「なるほどねー」と感心しながら、楽しく聞くことができました。
いよいよカレー試食……!
こうしたお二人の録音が終わったら、
カレーは見学者のもとへ。
人数多いですから、お皿に添えられた「取りスプーン」を使って、自分のお皿へ少し入れて、カレーを食べます。
臭いや味を試したり、先ほど臼井さん・竹田さんの言ってた感想にも納得したりしながら
みなさんでペロリと完食させていただきました♪
いやぁ、ホントに26種類もあれば、味もさまざま。
「牡蠣カレー」、「味噌カレー」、山梨県の「ほうとうカレー」、「メロンカレー」など……
こりゃうまい!というものもあれば、「これをカレーって言っちゃうのはどうなの?」ってものもあったりして。
「これはキツイわぁ……」っていうのも、自分でお金払ってそうなっちゃうと悔しいけど、ま、無料ならいい経験ですし♪
あと、メーカーさんによっても特徴があるのもよくわかりました。
ちがう種類のカレーを食べても、「あれ?この味似てる・・・やっぱりどっちも製造元〇〇さんだわ!」みたいのがあったりして。
中には、「このパッケージのこのフォントは…!」なんてマニアックな目線でも調査できました。
ホント、普段自分じゃなかなか買わないカレーも、たっぷりと満喫できました。
その中でも、私が「自分で買って、もう一度食べたい!」と思ったのが、
トロピカルドラゴンカレー
ちょっと濃いめのカレー(中辛)の味ももちろんなんだけど、
鳥取和牛のドデカい肉の塊150gがドーンと入って、パンチ力MAX!!(カレー300g中の半分が和牛)
2人で食べてもいいくらいのボリューム感です。
なぜ「ドラゴンカレー」なのかというと、こちらを作っている「あかまる牛肉店」のある鳥取県湯梨浜町(ゆりはまちょう)が、
「ドラゴンカヌー」の大会も行われる場所として有名だからなんだとか。
で、その「ドラゴン」にちなんで、沖縄県産の「ドラゴンフルーツ」もカレーに入れて、その旨味を引き立ててあります。
お値段は税込み1650円と、ちょっと贅沢ですが、2人でなら800円ちょい。
このウマさなら、私はそのくらいのお金バンバン払っちゃいますよ♪
その他のカレーのレビューは、ぜひとも「版元ひとり」さんの食べ比べ同人誌を買ってみてください。
ご当地カレー食べ比べ会、無事に終了!参加してくれたみんな、ありがとうございました!
今回は問題児もいていろいろ楽しかった。さて、これをネタに本を作るんだけど、どんなできになるかな。こうご期待。おもしろい本を作るから、みんな買ってね! pic.twitter.com/pEFnscc2cG— 竹田あきら (@JJFLOVER) September 26, 2020
こうして全26種類のレトルトカレーをいただいた上に
竹田さんの北海道土産「クマ肉の大和煮」「トド肉の大和煮」の缶詰までいただいて、
普段なかなか食べられない、いろんな味を楽しんだ一日でした♪
完成した同人誌は、11月1日の「おもしろ同人誌バザール」にて初売り
次のおもしろ同人誌バザールは
ベルサール神保町の本館とアネックスにて開催です。
ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
11月1日に神保町で開催する #おもしろ同人誌バザール のチラシが完成しました!
ポスターとチラシを展開して、集客に努めます。今回は入場料1000円をもらうことに決めたから、集客のハードルが高くなりました。頑張ります!
画像は告知・宣伝に使ってくださいね。ご協力お願いします! pic.twitter.com/gFWZ7Ko3QM— おもしろ同人誌バザール (@omobaza) October 4, 2020
この日の取材の新刊『このご当地カレーがすごい!』も発売されるとのことですよ!
版元ひとり @hanmoto_hitori 新刊『このご当地カレーがすごい!』。かなり気合い入ってます。読まなきゃソン。イベント出展者向けデリバリーもします。下記フォームからご予約いただくと、私たちがお届け!#おもしろ同人誌バザール#おもバザ2020https://t.co/L4z0U0Hi1S pic.twitter.com/obvASIIukV
— 臼井総理の日常。 (@knightrider777) October 25, 2020
私も遊びに行くつもりですので、もしかしたら会場で会えるかもW
あなたも「新たな知識の沼」にハマってみませんか?
まずは『ダンラク』のTwitter(@DANRAKU_twi)をフォローしていただき、(こちらもフォローさせていただきますので、)DMにてご相談させていただければと思います。
よろしくおねがいいたします。