ドリンク自販機も進化する! 「イノベーション自販機」に見る電子マネー支払いと定額制サービス
JRの駅にある、黒い自販機。
あれ、普通の自販機とどう違うか知ってます?
君はイノベーション自販機を見たことがあるか?
首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)のJRの駅を中心に設置されている、黒いタッチパネル式のドリンク自販機。
秋葉原駅構外にもあったので、
近くでよく見てみると・・・
正面のパネルには本日の月日や天気、最高気温・最低気温が表示されるほか、アプリによる各ドリンクのレビューなども表示されています。
タッチパネルで商品を選んで・・・
・・・・・!!!
よく見ると、お金を入れる場所がありません!!!!
どこにもないんですよ、コインや紙幣の投入口が。
驚きました・・・。
この自販機、SuicaやPASMO、スマホアプリ「acure pass(アキュアパス)」などで支払うため、
業者さん側としては現金回収しないで済むという利点もあります。
もっとも、現金の使用できないイノベーション自販機の数はかなり少ないようで、
左の写真のように現金支払い口のあるイノベーション自販機が主流のようです。
専用スマホアプリ「アキュアパス」を便利に使いこなそう
この「イノベーション自販機」は、専用スマホアプリ「アキュアパス」と連携したサービスが受けられるのが特徴です。
これを使えば「ドリンクの事前購入」ができるんですよ。
あらかじめアプリ内で欲しいドリンクを購入。
「マイドリンク」をストックしておけば、二次元コードを自販機にかざすだけで、さっとドリンクが受け取れます。
自販機前で「どれを買おうかな?」「どこだっけ?」ということもなく、小銭の心配もなく、コードをかざして素早くドリンクをゲット!
通勤通学で混雑した駅では、役に立ちそうです。
また、ストックした「マイドリンク」からは、
LINE、Facebook、TwitterなどでURLを送信することで友だちなどへプレゼントすることもできます。
さらにクレジットカードを登録することで「後払い」もできるため、ドリンクを手に入れてから月末にまとめて決済することもできるんですって。
10月からは「自販機の定額制サービス」も開始
定額制というと、音楽の定額聞き放題、動画の視聴し放題、本の読み放題などのほかにも、様々なサービスがありますよね。
この定額制サービスは、サブスクリプション・サービス(略して「サブスク」)と言われていて、「一定期間に商品やサービスに対して料金を支払う」というビジネスモデルです。
もともとはソフトウェアを中心としたビジネスモデルですが、さまざまなジャンルへの拡がりを見せて、現在も増え続けています。
今回取りあげる「自販機の定額制サービス」は、飲み放題というわけではなく、
1日1本のドリンクが受け取れるというサービスで2種類のプランが用意されています。
「アキュアメイドプラン」(※)
アキュアメイドの商品限定で月額980円で1日1本受け取れます。
※:1人1か月までで、プレミアムプランに移行
「プレミアムプラン」
すべての取り扱いドリンクが対象で、月額2,480円で1日1本受け取れます。
設置台数は約400台(2019年5月末日)で、拡大中です。
⇒設置場所についてはこちら
「イノベーション自販機」エリアで、ほぼ毎日の通勤・通学に定期券を持っているのであれば、試してみるのはいかがでしょうか。
ますます増えていくと予想されるサブスクリプション・サービスについては、今後も注目して取りあげていきたいと思います。