ミドル世代に訊く 『純烈』リーダー・酒井一圭さん【前編】リーダー術とは何なのか

「スーパー銭湯アイドル」といえば『純烈』。「夢は紅白!親孝行!」というキャッチコピー(と夢)を持ち、3回連続紅白出場の夢を叶えました。
そして、本日9月10日からは主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』が全国公開されます。
今回は、そんな国民的ムード歌謡グループ『純烈』のリーダー・酒井一圭さんに、“リーダー術の秘密”を訊いています。果たして、『純烈』の頭脳に触れたその結果は? お楽しみください。

 

 酒井一圭(さかい・かずよし)プロフィール

1975年6月20日生まれ、大阪府出身。AB型。

役者として『逆転あばれはっちゃく』(1985年)で5代目桜間長太郎役。第71回アカデミー賞作品賞映画『シン・レッド・ライン』(1998年)、『百獣戦隊ガオレンジャー』(2001年)など出演。
DDTプロレスリングのブランド『マッスル』で2005年リングデビュー。2006年には新宿ロフトプラスワン・プロデューサーとしても活動。
ムード歌謡グループ『純烈』のリーダー・プロデューサー。
2010年『涙の銀座線』でデビュー。「夢は紅白!親孝行!」を夢に掲げて、2018年に第69回NHK紅白歌合戦初出場。70回、71回と3年連続出場となる。

 

純烈オフィシャルウェブサイト

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『純烈』初主演映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』が9月10日より絶賛公開中!

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ーー酒井さんを見ていると、いろいろなことを飄々とこなしているように思います。

 

自分の場合は普通に小中高と行きましたけど、その中でも僕は、9、10歳のときに『逆転あばれはっちゃく』で子役をしていて。そこで「ズレ」たんですね。地層がズレちゃったんです。

 

ーーまるで異世界転生みたいな(笑)。

 

はい。当時の小学生が『あばれはっちゃく』になるってことは、もう孤立を意味していて。仕事で学校にもなかなか行けない。そんな生徒を先生も受け持ったことがないから、通知表が斜線なんですよ。1から5とか評価できない。

そのあと、ちゃんと普通の子供にならないと、このままじゃえらいことになっちゃうぞっていうので『逆転あばれはっちゃく』の後に、芸能界を一旦やめて普通の子になるんですけど。その後、小学校6年生のときに多摩から千葉ニュータウンに引越しをするんですけど、その時点で誰も自分のことを「酒井」って呼ばないですね。「はっちゃくが来た!」「はっちゃく、はっちゃく!」って(笑)。大騒ぎですよ。家に中学生もヤンキーもなだれ込んでくるような。だから、本当のドラマみたいな感じになっちゃうというか、リアルが。

だからその「ズレ」を僕はもう背負うしかなくて。

 

ーー「ズレ」た世界に生きている。

 

本当(の理由)は……もともとヘンな人なんですよ(爆)。もともとヘンだから、はっちゃくとかになっちゃうんです(笑)。

(はっちゃくになる以前は)やんちゃだったからね。自分のパワーとか気持ちもコントロールできなくて、やんちゃして遊んでくれる人がいなくなっちゃって。そんな時に『あばれはっちゃく』のオーディションが来たので。ここではないどこかに行かないとダメになるというか。別の惑星、別の世界に行くような感じですよ。

はっちゃくを演じている時期にずっと考えていたのは、この反省を活かすというか。もう気分は罪人(つみびと)ですよ。だからそれからは、応援団やったり生徒会長やったり。

そして、人を褒めようと思った。人ってネガティブな要素もあるけれど、ポジティブな要素もあるじゃないですか。自分は、(人を)ぱっと見た時に、その両方が見えちゃうんですよね。その人のチャームポイントとウイークポイントが(一瞬でわかる)。

だから「褒めよう」「いいところを使おう」というか、そういうイメージがずっと今も続いちゃっていますね。

 

ーー早熟ですよね。しかも、小学生で、その人のいい点いやな点を見通すってすごいです。

 

早熟。だからあまり変わっていないですよ。結構自分に飽きてます、成長してないから。

よっぽどあの時の方が若いし天才じゃないですか。それが、だんだん年相応になってきて、言ってる言葉や考え方、実績とか行動とか信頼関係とかっていうことでいうと、ちょうど今がやっぱり自分にとっては円熟というか。それで飯を食えるようになってきたっていうのは、やっぱり今なんだろうなとは思うんですけど。

早熟なままずっと生きてきたので、同じようなこの考え方を30年以上熟成することが出来ている、とは思いますね。

 

ーーその観察力、洞察力に驚きますよ。

 

たとえば何かを進める「手続き」ってトランプみたいなものですよね。僕はそこがずるくて、相手のカードがある程度、透けて見えるんですよ。真剣に相手のことを見ているようで、その後ろにある鏡に映っているのを見るとか、いろんな角度から見れる。それも若い時に気づいちゃった。

だから悪用しないようにするのが大変だった(笑)。

 

ーーしかも、酒井さんの「人の心を蕩けさすような」笑顔で(笑)。

 

それ言われたことはありますよ。なぜ詐欺師にならない、なぜ宗教を始めないとか(笑)。こっちも割とある程度見抜く力で、相手によってはものすごいショートカットで友達になったり。それを信じられない、怖いとか気持ち悪いなと思う人も多いわけですよ。

自分も人懐っこいけど、人が多すぎるとしんどいとか、頼まれごとが多すぎるとしんどいからちょっと強めのことをみんなのいる前で言っといて、ある程度みんなをけちらしておくみたいなことはよく使う手だから(笑)。

 

 

ーーおそろしいほどの瞬間解析と計算ですね。

 

だから、いつもニコニコして「酒井くん、元気!?」という(自然体な)人にはかなわないなって。そういう人に壁は作りたくないし。そういう人のお願いが一番、断れない(笑)。

そこで成立させようとなったら、鬼のような手順をぱぱっと言うから、またそれで怖がられたり(笑)。

あと、現場の空気読むのも得意だったりするから。これから偉くなるなっていう人もわかる。逆に、今はあの人にみんな挨拶しているけど、たぶん10年後にはいないな、とか(笑)。

 

ーーこわいですよ、普通の人は。

 

そうかも。今は子供も4人いて、奥さんもいて、その父親の立場とかリーダーの立場で、経営者ではないけど、やってることってほとんど自分本位ではなく、みんなの所得が5000円でも上がっていく力学でしか考えていないですよ。とにかくみんなの生活を豊かにするために、このチームということ。みんなが株を持っているようなもんですよね。

『純烈』のメンバーは元々役者で個人事業主だったから、個人戦なんですよ。それが、『純烈』は団体戦なのでチームプレーであり、スポーツマンシップを取り込んで浸透させるのがすごく大変でした。たとえば健康センターに行ったときに、「今日はこの健康センターのスタッフなんだぞ、だからマッサージや掃除しているおばちゃん、風呂洗ってるスタッフと一緒だぞ」という気持ちでいけば、また呼んでくれるだろうし、お客さんのためには何ができるか考えられる。その逆に『純烈』のことを手伝ってくれることもあって、僕(の服)のボタンがバーンと外れたときに、店員のおばちゃんがすぐ裁縫道具出して直してくれて。

「ありがとうね、おばちゃん」

とか言いながら趣味を聞いたり。そういう人間関係、当たり前なんだけれど、気遣いあってそこまでつながれない。本当はつながれたのに。そういった壁を僕は取っ払ってしまうというか(笑)。

 

ーーそんな中で、怒ることなんてあるんですか?

 

ないですね。

メンバーには、とにかく失敗を恐れるな、行け!

もちろん失敗を恐れるんだけど、行けっていうときに、行かなかったとき「何のためにここまでやってきたんだ」っていう話はする。メンバーが1人の仕事のときのオンエアは観て、次会ったときに「ダメだったぞ」というメッセージは、なんとなく俺を見たらわかるんじゃないかな。その代わり、勝負で勇気を持って飛び込んでいったときに、やっぱりそこはもう本当にナイスプレー!(拍手する)

 

 

 

ーー人との距離の取り方も必要ですよね。

 

最初に『純烈』を組んだ時も、会社側に右足、プレイヤー側に左足っていう形で。だから結局、僕はプロデューサーとしていろんな会社の人たち・スタッフとしゃべって、メンバーはそこの会議にはいないわけですよね。逆に楽屋になるとメンバーだけで話す。この状況が、最初はどっちのチームからもスパイ的に見えるんですよ。「あっちでは何て言ってんだろう、こっちではなんて言ってるんだろう」って双方が思う。

でもその時に気づいたのが、圧倒的に孤立していれば、誰の味方でもない。

自分のためにもやるし、周りの1人1人のためにもやるんだから、圧倒的に孤立してれば、誰も疑惑を抱かないという。そのスタイルがこの10年で完全にできたことです。

 

ーーその距離感ってなかなか取れないですよ。

 

これがさっきの話の僕の「ズレ」の経験ですよ。人ってこう思うんだなっていうのを、インターネットがない時代からインターネット的な感じで、本音も建前もいろいろ聞こえるところにいた。僕の言葉でも、この人、別の人、今度はまた別の人に聞くと、それぞれの立場とか年齢とか性別で感じ方や捉え方が全然違うんだなって。

それは自分個人の(データ)収集というよりも、妹や弟の立場だったり、父や母、友達だったり、親戚だったりとかっていう人たちと、全部分け隔てなく情報交換できる、そんな人間関係やフラット感が小さい頃からあったから。

 

ーーそのフラット感は素敵ですよ。もうひとつ、運の良さといいますか。

 

うん(笑)。

母親のおなかの中にいるときに、死産になりそうだったみたいで、でも生まれてきたタイプなんですよ。だから「生命力」とか「生きる」とか「あきらめない」とか(強く)あって。『逆転あばれはっちゃく』の主人公のオーディションでも、もう既に主人公がほぼ決まりだったんですよ。でもそれをうっちゃった(逆転した)のが僕で。だから「逆転」したから(番組タイトルが)『逆転あばれはっちゃく』になったんです。

はじめ、主人公のオーディションには落ちたんですよ。それで(はっちゃくの)友達役でも受けに行く?と言われて行って。直前まで妹と喧嘩していて。それが冬だったのでホカロンの投げ合いしてたら、それがバーッて破れて、砂鉄まみれで真っ黒(な顔)になったところに、「酒井くん」って呼ばれちゃって。「ちょっと顔洗わせてください」と言ったら、いや、そのままちょっと来てってスタッフに連れて行かれて、ぱっと入ったときに首脳陣が「こんな子いたっけ?」となって。

はじめの主人公のオーディション何百人も見て決まらなかったのに、友達役のオーディションで「あれ、主人公この子でいいんじゃないの?」となった。

「でもこの子主役のときにいましたよ?」「こんな子いた?」みたいな。

ガオレンジャーも、諦めるなネバギバだぜ、みたいな台詞だったり。

あれ? なんか俺はあきらめない、みたいなフレーズでずっとうまくいってるなあ。じゃもう1回だけ頑張ってみようかなと。でも、もう1回だけ頑張ってみよっかって思った時点で、「あれ? これ毎回成功するときに思うパターンだ!」みたいな感じなんですよ。

 

ーーあきらめないでもう1回がんばってみようというのが実は必勝パターン。

 

やっぱり芸能界とか人が好きなんだと思います。でないと続けていけないと思う。

あと、今は自分を支えてくれるスタッフやメンバーがやっぱり、えらい。

生活のこととか別にみんなのことを考えなくていいんだけど、でもやっぱりそれぞれの人たちがちゃんとやらないと、やっぱり整わないから。横列に考えがちだけど、ただ、進んでいるときに先頭にいたりケツにいたりするのがリーダーだから。何かミスが起こったとしても、その責任を取るということが主な仕事ですよね。

チームリーダーが脳だとしても、でも心臓だったり肝臓だったり、どれも大事だから。

 

ーーどれも欠けたら支障が出ますよね。ところで、運って何なのでしょう?

 

巡り合いだと思う。人でしかないでしょう。人である以上、人ですよ。

 

ーー夢といってもいいけど、目標、目的意識が強いですよね。

 

周りの人間に、両親や子どもや自分自身の野望、所得、小さいころの夢、本当に今、最優先にかなえたいベスト3を聞いて、それを実現できるように僕は応援団をやるから。僕からはこれを手伝ってほしい、という取引を(関わるスタッフ)全員とやっています。これを言ったら、ある記者には「それユダヤ人(の契約)ですよ」って言われたことがあります(笑)。

 

ーー最後に働くサラリーマンにメッセージをお願いします。

 

時代として総じて言うとしたら、それぞれの会社とか個人とかいろんなことがあるんだけど、でもやっぱり時代にそぐわないとか、社会にそぐわない仕事っていうのはやっぱり淘汰されていくだろうと。多分、今のスタイルだと、ほとんどの会社員の人が時代からずれてしまう。たとえばAIであったり、仕事の簡略化できるもの、効率化できるものっていうこと以外に、人間性的な部分が絶対にもっと必要になってくると思う。それでも席数というか、パイは決まってるから、そこにはまらないと会社員ではいられなくなると思うんですよ。

そのときに一番必要なのは、自分の個性。その言い方で伝わらないのであれば、性(さが)。それは相手にとっては「え?」っていうことだったり。調和しないことなんですよ。皆、名前が違うように、人と全然違うことを出していかなくちゃいけない。「人に合わせる」というよりも、「自分を出す」っていうことが食うことに繋がっていく時代が。

多分みんなが思ってるよりも近いと思う。

だから、守らない。守りに入ったら、もうその瞬間、負け戦の始まりなので。攻めに転じていただきたいと思いますよ。

そういう時代が、もう片足どころか、実はもう両足踏み込んじゃってるので、あなたも中途半端なスタンスじゃなく両足を突っ込むべきだと思いますっていうことですね。そう思うな。

 

 

【前編を終えて】

酒井さんは人の心を蕩けさせるような笑顔のヒト。こちらもつい笑顔になりつつ(笑)。

そのため(笑)が多いわけです。

早熟だった子役時代からの洞察力や分析力は円熟味を増し、その人間力といおうか、資質に驚かされます。

「自分はウルトラミーハー」だという酒井さん。特撮界・歌謡界・演劇界・映画界……どこにも固定されず、だからこそいろいろな世界を見ることができるというタレントとしてのトーン。そしてみんなと分け隔てなくニコニコしていたいという感覚。これらも酒井さんの言葉ですが、この中にも「リーダー力」の秘密が入っていると思います。今回の話が、仕事や生活での「考えるヒント」となってくれるならば嬉しいです。

 

【後編】

 

 

 

 

この記事を書いた人
白ドクトルF 藤原邦彦 a.k.a ドクトルF
出版業界の片隅を振り出しに昭和・平成のおたく系出版社・編プロ・webマガジンなど紆余曲折を経て、令和を生きる編集・ライター。焼肉には「幸せ細胞」を活性化する何かがあると「肉の会」という集まりを開き、そこで才能あるひとたちのコラボを見るのが好き。コロナ禍ではなかなか会えませんが、おじさんももう少しがんばります(笑)。
(イラスト/近藤ゆたか)白
m.c.
ビジネスネタはおまかせ!の”理論派校正女子”。仕事やライフスタイルに「少し役立つ」多彩な記事をリリースしていきます。

(イラスト/直井武史)

白撮影/杉山大道(MONTAGE-T)
白

 

 

 

頼れる人

テキストもダミー

食品添加物イメージ

うま味調味料

もちろん「味の素株式会社」の持つ商標(※2020年3月現在)。「味の素株式会社」にはこのほかにも、「ほんだし」や「スリムアップシュガー」など、すっかり浸透して一般名称と勘違いしそうな商標がたくさんあります。詳しくはこちら

マンションのキッチン

短期賃貸マンション

「株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント」が商標を所有(※2020年3月現在)。もともとは「♪ツっカサ~のウィ~クリィ~マンっションっ!」で一世を風靡した「ウィークリーマンションツカサ」が、短期賃貸マンション事業を米投資会社「リーマン・ブラザーズ」に売却したことで生まれた会社だそうです。

ポータブルカセットプレーヤー

携帯音楽プレーヤー

『ウォークマン・WALKMAN』は、「ソニ-株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)
しかし、オーストラリアにおいては、2002年に最高裁判所によって「『ウォークマン』はすでに “ポータブルオーディオプレイヤーの一般名称” になっていて、ソニーは商標権を失っている」という判決が下されてしまい、ソニーは「ウォークマン」の商標を独占使用できなくなっているんですって。

トイレ

温水洗浄便座

『ウォシュレット』の名称は、「TOTO」の登録商標(※2020年3月現在)

エアロバイク

自転車型トレーニング器具

『エアロバイク』は、「株式会社 コナミスポーツライフ」の商標(※2020年3月現在)。もともと開発したのはこれを開発したのはベビー用品で有名な「コンビ株式会社」でしたが、その後コナミに商標が渡されました。

エレクトーン 鍵盤

電子オルガン

『エレクトーン』は「ヤマハ株式会社」の商品名であるため、商標も当然ヤマハが所有(※2020年3月現在)。カワイの直営店に行って「エレクトーンを見せて下さい!」とか言うと、たぶん怒られます(カワイの電子オルガンは『ドリマトーン』)

高速道路のオービス・東京

速度違反取り締まり装置

オービス(ORBIS)』は『ボーイング社』が開発したもので、日本では『東京航空計器』という会社が商標登録しています(※2020年3月現在)。もともとはラテン語で「眼」を意味する言葉から名付けられたそうです。

オセロ

オセロ風ゲーム、リバーシ

「株式会社メガハウス」が、『オセロ・Othello』の専用使用権を所有(※2020年3月現在)。「メガハウス」はバンダイグループの会社ですね。

ワイシャツ

ワイシャツ

もともとは1918年(大正7年)に「美津濃株式会社」(現:ミズノ)が、ちょうど第一次世界大戦で「勝った」ことにひっかけて、『カッターシャツ』との商品名にしたんだそう。ネットを調べると、「もと商標」とあるので、現在は一般化しているものと思われます。詳しくはミズノの社史サイト(1918年の欄)をご覧ください。

三角コーン(PSDは切抜き)

コーン標識、パイロン

『カラーコーン』は、「セフテック株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)。これをたくさん送られる漫画家さんもいますよね。

領収書とボールペン01

ノーカーボン紙

「富士フイルム株式会社」が所有(※2020年3月現在)

7色のクーピー #3

オイルパステル

『クレパス』は、「株式会社サクラクレパス」が商標を所有(※2020年3月現在)
公式サイトにもしっかり書いてありますね。

ツナ缶

ツナ缶

『シーチキン』は、「はごろもフ-ズ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

マッターホルン

ジェットバス、気泡風呂

『ジャグジー』は、これを開発したアメリカの企業「Jacuzzi」社の登録商標(※2020年3月現在)

川の中の修行僧16

中国武術、少林武術

『少林寺拳法』は、「一般社団法人 SHORINJI KEMPO UNITY」が所有(※2020年3月現在)

セロハンテープ

セロハンテープ

「ニチバン株式会社」が商標を所有(※2020年3月現在)。出願時には「単なる『セロハン製テープ』の略称ではないか?」と判断されてしまって審査もされず、7年半もの時間を経てやっと取得できた商標なんだそう。

荷物を渡す配達員の男性4

宅配便

『宅急便』は、クロネコヤマトの「ヤマトホールディングス株式会社」が所有(※2020年3月)。映画『魔女の宅急便』のスポンサーにもなりましたよね。

旅

弾丸旅行

『弾丸ツアー』は、旅行会社「株式会社JTB」が所有(※2020年3月現在)

トランポリン

跳躍器具

創始者ジョージ・ニッセンの会社と提携関係にあった「セノー株式会社」が、1960年に商標を登録し、所有(※2020年3月現在)

鍵盤ハーモニカPSD背景透過パス付き

鍵盤ハーモニカ

『ピアニカ』は、製造・販売元の「東海楽器製造株式会社」および「ヤマハ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

カメラ51

インスタントカメラ・写真

2020年3月現在、「PLR IP Holdings, LLC」が商標を所有。

マジック2

フェルトペン

『マジックインキ』の商標権は、「株式会社 内田洋行」が所有(※2020年3月現在)

ufoキャッチャー

クレーンゲーム機

 『UFOキャッチャーは、1985年に製造・販売を開始した「株式会社セガゲームス」の登録商標(※2020年3月現在)

ルービックキューブ(切り抜きパス付・PSD背景透過)

六面立体パズル

ハンガリー生まれのこのパズルは、1980年夏頃に「株式会社ツクダオリジナル」から日本発売。その販売に先立ち、1980年4月に商標出願、1983年11月に登録され、その後、「株式会社メガハウス」に移転されました(※2020年3月現在)

 

 

ボビナム・男性と女性16

てすと

テスト

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①フシン

「不審」……疑わしいなと思うこと
⇒『審』の一文字で、「詳しく調べて明らかにする」の意味なので。
正体がわからず怪しいのは、「不審者」ですものね。

「不信」……誠実でないので、信用しないこと
⇒信じないから、「内閣不信任案」を出すんですもんね。

 

②タンタン

「淡々」……あっさり

「坦々」……何事もない 平ら 平凡

※ちなみに、「担々麺」は、道具をぶら下げた天秤棒を “担” いで売り歩いた麺なので、『担』を使います。

 

③タイケイ

「大系」……同じテーマや傾向の著書や文献をまとめて編集した書物のあつまり

「体系」……それぞれ個々の要素が、一定の規則や原理に基づいてまとめられている理論や組織

 

現状、新聞などでは「体型」と「体形」は、ほぼ区別はなく、「体形」に統一しているそう。
あえて区別するなら……

「体型」……体の形のタイプ(類型として比較するときに使う)
⇒「やせ型」とか「肥満型」とか。

「体形」……生物のカラダのカタチ

 

 

④レンケイ

「連携」……同じ目的を持つ同士がつながって、協力し合いながら物事を行うこと。

「連係」……いくつかの物事がつながって、お互いに密接な関係をもつこと。(協力するニュアンスは、特にありません)
 ⇒ 「提携」などで使うように、『携』は「手を携えること」。
   「関係」などで使うように、『係』は「つながること」と覚えるといいかも。

 

⑤ヘンザイ

「偏在」……かたよって、あるところにだけ多くあること。

「遍在」……どこにでもあること。
⇒読みも同じだし、漢字も似ていますが、意味はほぼ正反対なので、気を付けましょう。

 

岡崎社長

「体型」と「体形」は、ちょっと難しいかもしれませんね

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イドウ

「異動」……地位や職務が変わること。
⇒ちなみに、勤務地が変わる時や、住民票が変わる時も「異動」を使います。

「移動」……物が物理的に動いて、位置が変わること。

 

②イシ

「遺志」……亡くなった人が生きていた頃に持っていたこころざし。

「意志」……その物事の実行を決意する積極的(前向き)な気持ち。

「意思」……自分の考えや思い。

 

③コウセイ

「校正」……印刷物の文章や文字などの、間違い・不具合を指摘すること。

「更正」……(税金や登記を)改めて直すこと

「更生」……生まれ変わること。転じて、よくない状態から立ち直ること。
⇒『会社更生法』は会社が生まれ変わるため、「更生」を使います。

「厚生」……生活や身体などを豊かにすること。
⇒またこの場合、『厚生労働省』は固有名詞なので、これしかない。

 

 

④サイゴ

「最後」……続いている物事の一番あと。

「最期」……命がなくなる時。死に際。
 

 

⑤ジテン

「自転」……(天体などが)内部にある軸を中心にして回ること。

「時点」……時の流れの、ある1点。

「辞典」……言葉の意味や文法、使用例などを説明した本。

「事典」……事柄の内容を説明した本。他と区別するために「ことてん」とも呼ぶ場合もある。

「字典」……の読み方や使い方を説明した本。他と区別するために「もじてん」とも呼ぶ場合もある。

 

岡崎社長

ちゃんと使い分けられたかい?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①サイケツ

「採決」…… 会議の参加者が賛否の意思表示をして、物事を決定すること。「決をとる」

「裁決」…… 上の者物事の良し悪しを判断すること。(みんなでなくてOK)

 

②キョウセイ

「叫声」…… さけび声。

「嬌声」…… 女性のなまめかしい声のことで、男性の関心をひくための “つくった声” であるのが特徴。

 

③シアン

「思案」…… あれこれ考えをめぐらすこと。

「私案」…… 個人的な考え。

「試案」…… 試しに作った、仮の考え・計画。

 

④スイショウ

「水晶」…… 鉱物の一種。

「推奨」…… 人や物などが優れていると、人に勧めること。
 

 

⑤ドウシ

「同旨」…… 趣旨が同じであること。

「同志」…… 理想や目的を同じくする(思想を共有する)仲間。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『同志社大学』しかない。

「同士」…… 同じ仲間・種類。
  ⇒「いとこ同士」「男同士」などで使われるように、思想・志は関係ない。

 

岡崎社長

ちょっと難しかったですかね?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イガイ

「以外」…… 「~を除いて」

「意外」…… 「想像を超えて(想像の範囲を外れて)

 

②ウンコウ

⇒どちらも意味は「決まった軌道上を進んでいくこと」。

「運航」…… こちらは舟を表す『航』が付くのでわかるかもしれませんが、舟・船や飛行機の場合のみ使います。

「運行」…… こちらは陸の交通手段、または惑星などに使います。

 

③カイトウ

「解答」…… 「問題を解いて、“正解”を出すこと」

「回答」…… 「返事をすること」。なので、返事が様々な「アンケート」には、『回答』を使います。

 

④カギョウ

「稼業」…… “稼”ぐ仕事=「収入源とする職業」

「家業」…… ”家”の仕事=「その家で代々受け継がれて来た職業」

 

⑤キセイ

「既成」…… すでに存在するもの。

「既製」…… すでに “商品・製品として” 存在するもの。

「規制」…… 規律を守るために、“制限する” こと。

「規正」…… 悪い点を “正しくなおす” こと。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『政治資金規正法』しかない。

 

岡崎社長

結構わかっちゃいました?