岡崎社長の【同音異義語 練習帳】<第1回>
ちょっと!また書類の漢字、間違ってたわよ!
すすす、すみません。
パソコンで変換すると候補がいっぱい出てくるから、どれが正しいのかなかなかわからなくて……
現代人のサガね……
まぁ、気持ちはわからなくないんだけどさぁ……(イライラ)
だったら、私がこんなの作って来たから、これで覚えるといいよ
あ、あなたは……
ダンクの岡崎社長!
ということで、ベタな展開から始まりました、
『Proof Reader』を運営する編集・校正会社、
株式会社ダンクの岡崎社長自ら考えた
『同音異義語 練習帳』 !
岡崎社長より みなさんへ
「追求」「追及」「追究」のように、おなじ読みでちがう漢字(ちがう意味)、
いわゆる同音異義語といわれるものがあります。
誤植のパターンも時代とともに変わります。
活字を拾っていた時代は、たとえば「貿」と「資」と「賃」など、読みはちがうが字形が似ているものを拾い間違えることが多かったといえます。
でもいまは読みがおなじで字が違うという、この同音異義語の誤りが多いといえます。
昨今は日本語ソフトも進歩して、PCのキーボードから入力すると、文脈に合わせた変換をしてくれたり、また選択肢を表示してくれたりするので、慎重にやればそうそう間違えることはなさそうですが、ブラインドタッチのようなスピードでやっていると、うっかり間違えて選択してしまうことも多いのではないでしょうか。
また、チラシやパンフなどの制作現場などでは、ひとつながりの文章をまとめて入力するのではなく、部分部分を細切れで入力することも多く、そういう時には前後の文脈と合わない選択をついしてしまいがちなことがあります。
こういう同音異義語の間違いを発見するのは、もちろん校正の仕事です。
でも、これがわりあいとやっかいなのです。
以前に「タイポグリセミア」というのをご紹介しましたが、
それと同じで、人間の脳というのはフレキシブルなので、意味を追いながら文章を読んでいると、予測される意味の方向へと勝手に修正しながら文字を追うという傾向があります。
そうすると誤植を見落とす可能性が高くなるのですが、この同音異義語などもまさにそうで、ツラツラと意味を追って読んでいると、なかなか誤りを見つけるのがむずかしいものです。
では、この同音異義語の間違いを見つけるコツとはなんでしょうか?
答えはカンタン!
同音異義語のパターンを覚えること!
これしかありません。
同音異義語のパターンを認識して、同音異義語に行き当たったら、“おっと!だいじょうか?”と、自分の脳に注意喚起を促す習慣をつける以外に、よい方法はありません。
とにかく同音異義語を見たらストップして「!?」・・・これです。
じゃあ、同音異義語って、どんなのがあるの?
・・・というわけで、同音異義語の練習問題を、いくつかやってみましょう。
それでは行きましょう!
( )内のカタカナを漢字にしてください。
答えは問題をクリックすると出てきますよ!
第1問!
第2問!
第3問!
第4問!
第5問!
いかがでしたか……?
今日のポイントは、下のポイントマークをクリックしてくださいね。
次回もお楽しみに!