【校閲小咄】煮ものレシピは良妻の証・・・?
おっレシピの校閲か。
カボチャは基本的に加熱して食べるものだから、
料理の方法はいろいろあるんだよな。
こういうレシピを頼りにする人は多いから、
間違いがないようにしないとね。
まず材料か・・・
カボチャ、タマネギ、ニンジンに・・・豚肉、25匁。
え?!匁?!
何時代?! ここはグラム表記じゃないの普通?!
パッと見で分からんでしょ正確な量が!!
えーと計算によると約100gか・・・
1匁は3.75gだそうです、知らなかった。
他の材料については特に問題なし。
だし汁の量が200mlとあるけど、「1カップ」なんていう表記もあって、
これも正確な量が一瞬分からなかったりするよな。
ケースバイケースで使い分けるのがいいね。
さて肝心の作り方。
南瓜、タマネギ、ニンジンは一口大に・・・
レシピ名、材料共に「カボチャ」表記になってるから、
書き方を合わせてここも“カボチャ”に開こう。
校正では漢字を平仮名、カタカナに直すことを“開く”って言うけど、
逆に平仮名を漢字に直す場合は“閉じる”って言います。
小ネタです。
続いて豚肉を・・・着ちゃダメだ。ここは切るところだ。
昔レディー・ガガが生肉ドレスとかいうのを着ていたが・・・
これは関係なかろう。ないよね?
しらたきは・・・湯同志・・・?
温泉で意気投合した人かい!!
ここは「通し」。
そもそも「どおし」と「どうし」で
読み方からして間違ってるぞ、大丈夫か。
鍋にサラダ油えお・・・
これは「を」の誤字だな、よく見るヤツだ。
キーボードを見ると分かる。
最近はスマホのフリック入力が原因のミスもよく見かけるな、
これも時代だね。
次にタマネギと豚肉を炒めて・・・
えっなんでこの人ここで突然喧嘩腰!?!?
大阪の人に嫌なことでもされたの!?!?
確かに大阪では「肉=牛肉」らしいけど・・・!
大炎上しちゃうよ、コレ・・・!!
いや、逆に考えるんだ。
「牛肉に変えちゃってもいいさ」と考えるんだ。
「お好みによって、牛肉でも美味しく作ることができます」にすれば・・・
うん、これなら角もたたないだろう。
色が変わったら・・・か。
わりとよく使われる表現だけど、
色が変わる=腐るっていう意味合いもあるから、
お肉に関する表現では特に“火が通ったら”のほうがよりいいかな。
そろそろ佳境に入ってきたな。
山車汁を入れて・・・?
え? さんしゃ・・・?
あっ「だし」か!
変換予測、有能すぎるでしょ・・・
最近機械さんが優秀過ぎて人間が追いついてないよ・・・
ただでさえ日本語は同音異義語が多いから、
人間のほうが正しい知識を持ってないといけないのに・・・
つらい。
えーと、悪を取る。
悪はもちろん取り去るべきだが、
ここで取るのは「灰汁」だな。
そして佐藤美凛、将由を・・・
えっ誰!?
美凛ちゃんと将由くんって誰!?!?
あ、砂糖、みりん、醤油か・・・
びっくりした・・・
料理研究家の人かと思った・・・
いや、だとしても鍋に加えるのは変だが・・・
で、数十分煮込む・・・と。
いや、数十分て!
幅ありすぎでしょ! もっと具体的にお願い!
20分と50分じゃ仕上がりがだいぶ違うよ!
環境の差もあるからぴったりの時間じゃなくていいんで、
“約”でいいから数字を教えてあげてちょうだい!
「・・・・・・」
あれ・・・このレシピ、
むしろ肉じゃがじゃね・・・?
カボチャってのが、そもそも間違い
なんじゃね・・・?
ストロベリー・スマッシュブレイド
~旅スレを徘徊する絵師。ウサギとゴシック&ロリヰタをこよなく愛す。全体的に黒い。
梅干し大好き。 Macのこととなるとキョドりがち。フォヌカポウwww