【校閲小咄】鳥取県をもりあげよう。
こんにちは皆さん。
山陰ジオパークで有名な鳥取県をアピールするサイトができたそうで、
鳥取県出身のぼくが校正を任されましたよ。名誉だなあ。
・・・え?
鳥取県なんて県、あったっけって?
イヤだなあ、あるじゃないですか、日本一人口が少なくて、
市も4つしかなくて、大学も2校しかなくて、みんな砂丘しか知らなくて、
新幹線も通ってなくて・・・
・・・なんか泣けてきた。
気を取り直して、内容をチェックしていきますよ。
じつは鳥取県ってね、北海道や沖縄ほどじゃあありませんが難読地名が多いんです。
でも知名度が低くてそれすら知られていない・・・
泣いていいですか・・・?
ちなみに「電車でお越しの方」って書いてあるけど、
鳥取県は米子近辺以外は電車は走ってません・・・
汽車なんです・・・ディーゼルエンジンの、汽車なんですよ・・・
でもこれは指摘しないでおこう、事実とはいえ、確実に混乱する人が出てくるから。
「伯耆大山」は「ほうきだいせん」と読みます・・・
コレは読めなくても仕方ない、確かに初見殺しです。
でも夏は登山、冬はスキーが楽しめるんです。
良いところですので皆さん来てください。
「しらとかいがん」ではありません、「はくとかいがん」です。
縁結びだけでなく、全国のうさちゃん好きにも人気の高い、
うさちゃんを祀った神社があります。
参道にも、カワイイうさちゃんの像が建っていますよ。
良いところですので皆さん来てください。
浦富も、こう書いて「うらどめ」と読みます。
・・・ああ、分かります、分かりますよ、「うらどみ」と読みたくなる気持ちも。
なんかこう、斜め上かすってる感がありますもんね。
まあ、アニメの聖地にもなるほどのこの美しい海岸、
山陰では随一の景勝地だとぼくは思ってます。
良いところですので皆さん来てください。
「みあさおんせん」と読みたくなる気持ちも分かります。
間違ってないもん漢字的には。
でも、正しくは「みささおんせん」です。
いろんな疾病に効果がある、健康にもいい温泉ですよ。
松葉ガニも美味しいですし。
良いところですので皆さん来てください。
「皆生温泉」も難読です。「かいけ」と読みます。
いやこれは無理だろ、とぼくも思います。
ちなみにここは、日本のトライアスロン発祥の地と言われています。
過酷なスポーツですよね。「皆、生きろ!」ていう意味なんでしょうかね。
違いますね、多分。美肌効果が有名です。
良いところですので皆さん来てください。
三佛寺の投入堂は、行者が投げ入れて出来たから投入堂だそうですが、
だったら「とうにゅうどう」でもいいのでは? と思わなくもないですが。
「さんぶつじなげいれどう」が正しい読み方です。
断崖絶壁にへばりつくように建っているお堂で、
皆さん決死の覚悟でよじ登って参詣しています。
ご利益のほどは確かではありませんが、それなりの達成感が得られるようですし、
良いところですので皆さん来てください。
ああ、せっかくのPR動画、
スタートボタンがタレントさんの顔に思いっきりかぶさってますね。
タレントさんは顔が命ですから、綺麗に見えたほうがいいです。
違うカットにしてもらいましょう。それだけで印象がよくなります。
まだまだ鳥取県には皆さんが知らない、魅力的なスポットがたくさんあるんですよ。
ぼくもがんばってPRしたいなあ。
・・・・・・あれ?
それ、島根!!!!
ストロベリー・スマッシュブレイド
~旅スレを徘徊する絵師。ウサギとゴシック&ロリヰタをこよなく愛す。全体的に黒い。
梅干し大好き。 Macのこととなるとキョドりがち。フォヌカポウwww