文章の精度を上げる!プロが教える素読み校正のコツ【校正25年のノウハウ】

 

「相手先の会社名を間違えてしまいクレームに・・・」

「間違った曜日のイベントチラシを配布して大問題に・・・」

 

事実関係や表記ゆれの簡単な確認をおこたったために、こんな苦い経験をしたことはないでしょうか?
注意一秒怪我一生。あのときちゃんと素読みしていれば気がついたかも・・・

 

確かにその通りですが、ただ読んでいるだけでは、なかなか間違いに気がつきません。

 

素読み校正には、気をつける箇所や見方など効率的に作業するための3つのポイントがあります。

 

この記事では、25年以上校正作業を請け負ってきたダンクのノウハウの中で、素読み校正に特化してノウハウをまとめました。

 

文章の間違いを減らして、無用なクレームも減らしましょう!

 

素読み校正とは?校正との違い

素読み校正とは、表記ゆれや誤字脱字をはじめ、一般常識的な間違いを見つける作業をいいます。文章をじっくり読み込んで、調べなくてもわかる範囲で可能な限り誤りを指摘していきます。
ダンクでは、インターネットを使って事実関係を調べていく作業も素読み校正の範囲に入れる場合があります。

 

対して「校正」は、原稿の指示どおりになっているか、原稿と差異がないか、ひと文字ずつ合わせていく作業を言います。
素読み校正とは異なる能力やスキルが求められます。

校正のコツは別の記事にまとめたので参考にチェックしてください。

➡初心者からマニアまで必見!校正のやり方をわかりやすく解説 

この記事では、素読み校正のコツを3つのポイントに絞って解説しています。

 

 

素読み校正でチェックするポイントは3つ

誤字脱字や表記の統一、いわゆる「てにをは」など、素読み校正でチェックする項目は数多くあります。
ダンクでは、素読み校正を3つに大別してポイントをまとめています。

 

□表記ゆれチェック
  見出しと本文、画像とキャプションなどの表記ゆれをチェックします。ページをまたぐ場合は注意が必要です。

□誤字脱字チェック
  漢字や送り仮名の間違い、英語のスペルミスなどをチェックします。
  一文字ずつチェックしたり、文節ごとに分けてチェックしたりするのがポイントです。

□ファクトチェック(整合性チェック)
  日付と曜日をカレンダーで確認、税込と税抜は計算機で計算など、常識的な間違いをチェックします。


それぞれどのような視点でチェックすればいいのかみていきましょう。

 

 

<ポイント①> 表記ゆれチェック

表記ゆれをチェックするコツは、同じ情報を見つけて比べることです。

 

例えば、「お問い合わせ」という表記が、「お問い合わせ」と「お問合せ」の2つ混在していたとします(「い」と「わ」の送り仮名があるかないかの差)。

この表記ゆれに気がつくためには、表記が複数箇所に存在していることを見つけて、他とズレていないか比べる必要があります。

 

avatar

自信満々!

のくらいなら私でも分かるよ。
それに無料の校正チェックツールが指摘してくれるし!

 

確かに「お問い合わせ」程度の表記ゆれであれば、校正ツールでも指摘してくれるでしょう。ですが、以下のような例ではどうでしょうか?

 

あるページでは「高さ180cm」と表記しているが他ページでは、

 ・高さ1800mm

 ・H180cm

 ・幅180cm

 

高さを表すものにも、さまざまな表記があります。

この表記はどれも誤りではないので、校正ツールも指摘してくれません。

 

 

見せ方は違っているが、実は同じ情報であると紐づけられるか、比較することができるかがポイントになります。

 

 

 

表記ゆれの原因で最も多いのが指示の不整合

表記ゆれをチェックするには、指示の不整合に気をつけておくことが重要です。

 

校正の現場では、

「Aの変更にともない、Bも変更が必要だが、Bは変更されていない」

ということが頻繁に起こります。

表記ゆれが起きる原因として、最も多いのがこの現象です。

 

よく起こる事例を以下に紹介しましょう。

 

 

緑がグリーンに変更となったとします。赤はレッドとしているので、表記を合わせるためにカタカナで統一したい、という指示です。

 

ですが修正してみると、

 

 

 

商品情報はグリーンに修正されましたが、写真のキャプションは<緑>が残ったままになってしまいました。

指示の不整合により、表記ゆれが発生した事例です。

 

この程度の表記ゆれであれば、その場でも気がつくかもしれません。

ですが、ページをまたいで発生したり、チラシとWEBの媒体間で発生したりと、範囲が広くなると表記ゆれを指摘する難易度は格段に上がります。

 

 

 

合言葉は「Aが変わればBも変わる」

表記ゆれをチェックする心構えとして、ダンクのスタッフが常に意識していることがあります。

avatar

大事だよ。

「Aが変わればBも変わる」

と心の中で呪文のように唱えながら作業することです(本当に声にだしたら怖いですが・・・)。

 

どこか(A)を変更したら、どこか(B)に影響はでないか、と常にアンテナをはっておく必要があるからです。

 

 

みなさんも「Aが変わればBも変わる」を意識してみてください。
ここを直すとどこかに影響がでないか、どこかに変更前の表記が残っていないか、
を意識することで、表記ゆれに気がつきやすくなります。

 

ただし、大量のページ数や複数の媒体間など広い範囲で表記ゆれをチェックする場合は、プロの校正会社に依頼するのをおススメします。

 

 

 

<ポイント②> 誤字脱字チェック

文章の間違いで最も多いのが誤字脱字です。

自分では充分注意しているつもりでも、誤字脱字が散在している・・・

そんな経験はありませんか?

 

ひと言でいうと、誤字脱字をチェックするコツは、

「作業を分けて、ひとつひとつ読むこと」

ということになりますが、言うは易く行うは難し・・・

 

誤字脱字をチェックするには、いくつかのコツや見方がありますが、ここでは書ききれないので別の記事にまとめました。

 

合わせて読んでもらうと、文章校正スキルが格段に向上すると思います。

 

コツを知れば簡単!誤字脱字をチェックする方法

 

 

 

<ポイント③> ファクトチェック

ファクトチェックというと歴史的事実や時系列、引用の根拠など、事実関係の確認作業をイメージすると思います。ダンクでも記事やコラムの素読み校正を依頼された際は、事実関係の確認を行います。これはプロによる難易度の高い作業です。

 

ですが、基本的な項目をおさえたファクトチェックは誰にでもできます。

ダンクの素読み校正では、カレンダーや計算機のチェックに加えて、インターネットを使って事実関係を調べていくこともあります。
正解を探すのが比較的簡単で、時間をかけずに調べることができる、という視点で基本的なチェック項目をまとめました。

 

【ファクトチェック 基本項目】

 □カレンダー(日付と曜日)

 □計算できる数字(消費税や割引率)

 □連絡先(住所、電話番号など)

 □QRコード、URLの確認

 □企業名、団体名、人名(著名人)

——ダンクでおススメしている、ファクトチェックの基本項目を挙げました。

 

 

最低限この基本項目を抑えれば、大きなクレームは避けられると考えています。

 

 

 

ファクトチェックは「注意一秒 怪我一生」

逆をいうと、簡単にいつでもできる作業なので、ついついチェックを忘れてしまう、ということがあります。その場で都度確認するクセをつけましょう。

 

ダンクでも、全員が卓上カレンダーと電卓を持っており、細心の注意を払っていますが、注意をおこたったために失敗した事例もあります。

 

参考にダンクのミス事例を紹介しましょう。ある団体のチラシ広告の事例です。

 

 

<宅配チラシの事例>

 

(内容はデフォルメしています)

 

上段に「農業組合法人」と記載がありますが、正しくは「農事組合法人」です。

「農業組合法人」という法人は存在しません。

 

「農事」よりも「農業」の方が、いかにも実在しそうな名称ですよね。

 

ネット検索すれば簡単に間違いに気がつくことですが、ここで注意をおこたると大きな怪我となって帰ってきます。

 

ファクトチェックのコツは、面倒がらずに調べることができるところは調べる、ということ。

上に挙げた【ファクトチェック 基本項目】を参考にチェックすることをおススメします。

 

 

 

想定読者を意識して素読みする

いかがでしたでしょうか。素読み校正するときのコツ、ポイントをお伝えしてきました。

 

最後にもうひとつ、別の視点から素読み校正するときのコツをお伝えします。

それは、想定読者を意識して素読みすること

 

スーパーのチラシであれば主婦、業務用食材のカタログであれば飲食店、といった具合に媒体によって読者は異なります。

 

読者の目線になって素読み校正をすると、普通に素読みをしても拾い切れない間違いを発見することができます。

 

例えば、


ダンク印のお茶(2L) 6本1,230円 1箱(18本)3,600円
白

 

この商品情報におかしな点がありますが、どこか分かりますか?

 

答えは18本。

18本の箱入りがあったら重くて運べません。

 

 

正解は


ダンク印のお茶(2L) 1本●●●円 1箱(6本)1,230円
白


となるはずです。

 

スーパーに買い物に行く主婦の目線で素読み校正すると、この点に気がつくことができます。

 

想定読者を意識することは、校正力をアップする大きな助けになります。ぜひ試してみてください。

 

最後に、ダンクが公開している校正テストをご紹介します。これができればあなたも立派な校正者!

人によっては超カンタン!激辛広告校正テスト

 

 

 

株式会社ダンク

ダンク「正しく、分かりやすく」をコンセプトに、商業印刷物を中心とした編集・制作・校正業務を請け負う。校正に関しては25年以上続けてきた実績がある。その他、取材・ライティング、企画提案なども行う。

 

【主な実績(抜粋)】

●大手流通チラシの編集・校正・進行管理
●大手代理店、印刷会社などへ出向したディレクター業務
●大手保険会社の校正・進行管理・審査代理業務
●会報誌や情報サイトなどの取材、撮影、ライティング、校正
その他実績多数

品質管理にお困りの方はダンクにご相談ください。

 

 

 

この記事を書いた人

桑島浩

10年以上校正業務に従事し、その後はさまざまな分野の編集・デザイン業務を担当する。
現在は、ダンクの編集ノウハウをまとめた「伝わる編集サービス」と、外国人とのコミュニケーションツール「やさしい日本語サービス」を展開。

知的財産管理技能士 2級/テクニカルライティング 3級/日本語検定 3級

 

 

頼れる人

テキストもダミー

食品添加物イメージ

うま味調味料

もちろん「味の素株式会社」の持つ商標(※2020年3月現在)。「味の素株式会社」にはこのほかにも、「ほんだし」や「スリムアップシュガー」など、すっかり浸透して一般名称と勘違いしそうな商標がたくさんあります。詳しくはこちら

マンションのキッチン

短期賃貸マンション

「株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント」が商標を所有(※2020年3月現在)。もともとは「♪ツっカサ~のウィ~クリィ~マンっションっ!」で一世を風靡した「ウィークリーマンションツカサ」が、短期賃貸マンション事業を米投資会社「リーマン・ブラザーズ」に売却したことで生まれた会社だそうです。

ポータブルカセットプレーヤー

携帯音楽プレーヤー

『ウォークマン・WALKMAN』は、「ソニ-株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)
しかし、オーストラリアにおいては、2002年に最高裁判所によって「『ウォークマン』はすでに “ポータブルオーディオプレイヤーの一般名称” になっていて、ソニーは商標権を失っている」という判決が下されてしまい、ソニーは「ウォークマン」の商標を独占使用できなくなっているんですって。

トイレ

温水洗浄便座

『ウォシュレット』の名称は、「TOTO」の登録商標(※2020年3月現在)

エアロバイク

自転車型トレーニング器具

『エアロバイク』は、「株式会社 コナミスポーツライフ」の商標(※2020年3月現在)。もともと開発したのはこれを開発したのはベビー用品で有名な「コンビ株式会社」でしたが、その後コナミに商標が渡されました。

エレクトーン 鍵盤

電子オルガン

『エレクトーン』は「ヤマハ株式会社」の商品名であるため、商標も当然ヤマハが所有(※2020年3月現在)。カワイの直営店に行って「エレクトーンを見せて下さい!」とか言うと、たぶん怒られます(カワイの電子オルガンは『ドリマトーン』)

高速道路のオービス・東京

速度違反取り締まり装置

オービス(ORBIS)』は『ボーイング社』が開発したもので、日本では『東京航空計器』という会社が商標登録しています(※2020年3月現在)。もともとはラテン語で「眼」を意味する言葉から名付けられたそうです。

オセロ

オセロ風ゲーム、リバーシ

「株式会社メガハウス」が、『オセロ・Othello』の専用使用権を所有(※2020年3月現在)。「メガハウス」はバンダイグループの会社ですね。

ワイシャツ

ワイシャツ

もともとは1918年(大正7年)に「美津濃株式会社」(現:ミズノ)が、ちょうど第一次世界大戦で「勝った」ことにひっかけて、『カッターシャツ』との商品名にしたんだそう。ネットを調べると、「もと商標」とあるので、現在は一般化しているものと思われます。詳しくはミズノの社史サイト(1918年の欄)をご覧ください。

三角コーン(PSDは切抜き)

コーン標識、パイロン

『カラーコーン』は、「セフテック株式会社」の登録商標(※2020年3月現在)。これをたくさん送られる漫画家さんもいますよね。

領収書とボールペン01

ノーカーボン紙

「富士フイルム株式会社」が所有(※2020年3月現在)

7色のクーピー #3

オイルパステル

『クレパス』は、「株式会社サクラクレパス」が商標を所有(※2020年3月現在)
公式サイトにもしっかり書いてありますね。

ツナ缶

ツナ缶

『シーチキン』は、「はごろもフ-ズ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

マッターホルン

ジェットバス、気泡風呂

『ジャグジー』は、これを開発したアメリカの企業「Jacuzzi」社の登録商標(※2020年3月現在)

川の中の修行僧16

中国武術、少林武術

『少林寺拳法』は、「一般社団法人 SHORINJI KEMPO UNITY」が所有(※2020年3月現在)

セロハンテープ

セロハンテープ

「ニチバン株式会社」が商標を所有(※2020年3月現在)。出願時には「単なる『セロハン製テープ』の略称ではないか?」と判断されてしまって審査もされず、7年半もの時間を経てやっと取得できた商標なんだそう。

荷物を渡す配達員の男性4

宅配便

『宅急便』は、クロネコヤマトの「ヤマトホールディングス株式会社」が所有(※2020年3月)。映画『魔女の宅急便』のスポンサーにもなりましたよね。

旅

弾丸旅行

『弾丸ツアー』は、旅行会社「株式会社JTB」が所有(※2020年3月現在)

トランポリン

跳躍器具

創始者ジョージ・ニッセンの会社と提携関係にあった「セノー株式会社」が、1960年に商標を登録し、所有(※2020年3月現在)

鍵盤ハーモニカPSD背景透過パス付き

鍵盤ハーモニカ

『ピアニカ』は、製造・販売元の「東海楽器製造株式会社」および「ヤマハ株式会社」の登録商標です(※2020年3月現在)

カメラ51

インスタントカメラ・写真

2020年3月現在、「PLR IP Holdings, LLC」が商標を所有。

マジック2

フェルトペン

『マジックインキ』の商標権は、「株式会社 内田洋行」が所有(※2020年3月現在)

ufoキャッチャー

クレーンゲーム機

 『UFOキャッチャーは、1985年に製造・販売を開始した「株式会社セガゲームス」の登録商標(※2020年3月現在)

ルービックキューブ(切り抜きパス付・PSD背景透過)

六面立体パズル

ハンガリー生まれのこのパズルは、1980年夏頃に「株式会社ツクダオリジナル」から日本発売。その販売に先立ち、1980年4月に商標出願、1983年11月に登録され、その後、「株式会社メガハウス」に移転されました(※2020年3月現在)

 

 

ボビナム・男性と女性16

てすと

テスト

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①フシン

「不審」……疑わしいなと思うこと
⇒『審』の一文字で、「詳しく調べて明らかにする」の意味なので。
正体がわからず怪しいのは、「不審者」ですものね。

「不信」……誠実でないので、信用しないこと
⇒信じないから、「内閣不信任案」を出すんですもんね。

 

②タンタン

「淡々」……あっさり

「坦々」……何事もない 平ら 平凡

※ちなみに、「担々麺」は、道具をぶら下げた天秤棒を “担” いで売り歩いた麺なので、『担』を使います。

 

③タイケイ

「大系」……同じテーマや傾向の著書や文献をまとめて編集した書物のあつまり

「体系」……それぞれ個々の要素が、一定の規則や原理に基づいてまとめられている理論や組織

 

現状、新聞などでは「体型」と「体形」は、ほぼ区別はなく、「体形」に統一しているそう。
あえて区別するなら……

「体型」……体の形のタイプ(類型として比較するときに使う)
⇒「やせ型」とか「肥満型」とか。

「体形」……生物のカラダのカタチ

 

 

④レンケイ

「連携」……同じ目的を持つ同士がつながって、協力し合いながら物事を行うこと。

「連係」……いくつかの物事がつながって、お互いに密接な関係をもつこと。(協力するニュアンスは、特にありません)
 ⇒ 「提携」などで使うように、『携』は「手を携えること」。
   「関係」などで使うように、『係』は「つながること」と覚えるといいかも。

 

⑤ヘンザイ

「偏在」……かたよって、あるところにだけ多くあること。

「遍在」……どこにでもあること。
⇒読みも同じだし、漢字も似ていますが、意味はほぼ正反対なので、気を付けましょう。

 

岡崎社長

「体型」と「体形」は、ちょっと難しいかもしれませんね

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イドウ

「異動」……地位や職務が変わること。
⇒ちなみに、勤務地が変わる時や、住民票が変わる時も「異動」を使います。

「移動」……物が物理的に動いて、位置が変わること。

 

②イシ

「遺志」……亡くなった人が生きていた頃に持っていたこころざし。

「意志」……その物事の実行を決意する積極的(前向き)な気持ち。

「意思」……自分の考えや思い。

 

③コウセイ

「校正」……印刷物の文章や文字などの、間違い・不具合を指摘すること。

「更正」……(税金や登記を)改めて直すこと

「更生」……生まれ変わること。転じて、よくない状態から立ち直ること。
⇒『会社更生法』は会社が生まれ変わるため、「更生」を使います。

「厚生」……生活や身体などを豊かにすること。
⇒またこの場合、『厚生労働省』は固有名詞なので、これしかない。

 

 

④サイゴ

「最後」……続いている物事の一番あと。

「最期」……命がなくなる時。死に際。
 

 

⑤ジテン

「自転」……(天体などが)内部にある軸を中心にして回ること。

「時点」……時の流れの、ある1点。

「辞典」……言葉の意味や文法、使用例などを説明した本。

「事典」……事柄の内容を説明した本。他と区別するために「ことてん」とも呼ぶ場合もある。

「字典」……の読み方や使い方を説明した本。他と区別するために「もじてん」とも呼ぶ場合もある。

 

岡崎社長

ちゃんと使い分けられたかい?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①サイケツ

「採決」…… 会議の参加者が賛否の意思表示をして、物事を決定すること。「決をとる」

「裁決」…… 上の者物事の良し悪しを判断すること。(みんなでなくてOK)

 

②キョウセイ

「叫声」…… さけび声。

「嬌声」…… 女性のなまめかしい声のことで、男性の関心をひくための “つくった声” であるのが特徴。

 

③シアン

「思案」…… あれこれ考えをめぐらすこと。

「私案」…… 個人的な考え。

「試案」…… 試しに作った、仮の考え・計画。

 

④スイショウ

「水晶」…… 鉱物の一種。

「推奨」…… 人や物などが優れていると、人に勧めること。
 

 

⑤ドウシ

「同旨」…… 趣旨が同じであること。

「同志」…… 理想や目的を同じくする(思想を共有する)仲間。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『同志社大学』しかない。

「同士」…… 同じ仲間・種類。
  ⇒「いとこ同士」「男同士」などで使われるように、思想・志は関係ない。

 

岡崎社長

ちょっと難しかったですかね?

 

今回の同音異義語は、以下のような意味の違いがあります。
使う場面によって、正しく使用しましょう。
(※正確な語意や細かな差異については、辞書を調べてください)

 

①イガイ

「以外」…… 「~を除いて」

「意外」…… 「想像を超えて(想像の範囲を外れて)

 

②ウンコウ

⇒どちらも意味は「決まった軌道上を進んでいくこと」。

「運航」…… こちらは舟を表す『航』が付くのでわかるかもしれませんが、舟・船や飛行機の場合のみ使います。

「運行」…… こちらは陸の交通手段、または惑星などに使います。

 

③カイトウ

「解答」…… 「問題を解いて、“正解”を出すこと」

「回答」…… 「返事をすること」。なので、返事が様々な「アンケート」には、『回答』を使います。

 

④カギョウ

「稼業」…… “稼”ぐ仕事=「収入源とする職業」

「家業」…… ”家”の仕事=「その家で代々受け継がれて来た職業」

 

⑤キセイ

「既成」…… すでに存在するもの。

「既製」…… すでに “商品・製品として” 存在するもの。

「規制」…… 規律を守るために、“制限する” こと。

「規正」…… 悪い点を “正しくなおす” こと。
  ⇒また、この場合は固有名詞なので『政治資金規正法』しかない。

 

岡崎社長

結構わかっちゃいました?