「おこもり」にも最適!? 自宅でじっくり作る乳製品
連日、新型コロナウイルスに関する報道がなされ、テレワークの拡大や各種イベントの中止など、私たちの生活に多大な影響を及ぼしています。
と同時に、
こんな時だからこその特殊なブームも巻き起こっているようなんです。
最近話題になっているのが「蘇(そ)」です。
「蘇」とは古代の日本で作られていた乳製品で、作り方は「とにかく牛乳を煮詰めて固形にする」というもの。
味はチーズに近く、甘みも感じられるそうです。
臨時休校で余った給食用の牛乳を消費しようという動きにより、
長い時を経て最近、再びブームになりました。
実はこの「蘇」、詳細な製法が伝わっていないらしく、作る人は各々で勝手にアレンジを加えて楽しんでいる様子。
この機会に、独自の「蘇」を完成させてみてはいかがでしょうか。
また、“家庭で作れる乳製品” といえば、ヨーグルト。
免疫力の向上や、花粉症の軽減などにも効果が期待されているため、この時期たくさん食べたいという人も多いはず。
手作りヨーグルト(牛乳パック容器)の一例をご紹介。
【材料】
・牛乳 1Ⅼ
・市販のヨーグルト100g または 粉の種菌 牛乳1Ⅼ分(約2包)
【容器】
容器は牛乳パックで代用
【手順】
①牛乳パックに入った牛乳を常温に戻します。
ヨーグルトがよく混ざるよう、先に牛乳100mlほどをパックから注ぎ出しておきます。(ヨーグルトが入るスキマを空けるためです)
(※このあとヨーグルトを使う場合は、取り出した牛乳は飲んじゃってくださいw
粉の種菌を使う場合は、この取り出した牛乳100mlに粉をよく混ぜておきます)
②牛乳に種菌を入れる
用意したヨーグルト100g(または種菌を混ぜた牛乳100ml)をパックの牛乳に入れて、口をしっかりと閉じ、よく振って混ぜます。
(※スプーンなどを使って混ぜる場合は、事前に熱湯消毒をしてください)
③保温する
クリップや洗濯ばさみなどでパックの口をしっかり閉じ、1~2日置いて発酵させます。
<保存温度の目安>
・カスピ海ヨーグルトやケフィアヨーグルトは20~30度
・そのほかのヨーグルトは40度前後
固まったらできあがり。
冷蔵庫に保管です♪
※この時の注意点としては、固まるまではなるべく動かさないようにしてください。
また、ずっーーーと作りたいという方には、「ヨーグルトメーカー」がおすすめ。
さらに手軽に作ることができるんです。
ちなみに、ヨーグルトメーカーには2つのタイプがあります。
1.「牛乳パックタイプ」
牛乳パックをそのまま本体にセットして使用できるのが特徴。
衛生的で、洗い物も出ないのがメリットです。
例:アイリスオーヤマの「IYM-012」
プレーンヨーグルトの作り方(公式HPより)
①市販のヨーグルトを入れる
②本体のふたを閉めてスイッチを押します
③約8時間発酵させ完成です
※塩麹・甘酒・飲むヨーグルトなど、いろいろ作れる「KYM-013」もオススメです。
2.「調理容器タイプ」
口が広いものが多く、かき混ぜなどの作業がしやすいため、低温調理機としても活用したい人にオススメ。
例:クビンスの「KGY-713SM」
豆乳ヨーグルトの作り方(公式HPより)
①豆乳とヨーグルトは容器に入れ、よく混ぜ合わせます
②容器の蓋とハンドルを取り付け、容器を本体にセットし、本体の蓋を閉めます
③メニューボタンから「ヨーグルト(ギリシャ)」を選択します
④8時間後に発酵が終わったら、容器を取り出して冷蔵庫で3時間おきます
蘇もヨーグルトも、作るとなると時間のかかるメニューです。
外出をなるべく控えないといけないこの時期、おウチでじっくり作ってみてはいかがでしょう。